データドリブン経営の高速提供を目指すDXスタートアップHogetic Lab、プレシリーズAラウンドで2.2億円の資金調達を実施
株式会社Hogetic Lab
プロダクト開発、カスタマーサクセスの強化、パートナーアライアンスを推進。国内におけるデータドリブン経営の浸透を目指す
あらゆるAPI経由のデータ収集を可能にするデータクローラープラットフォーム「Collectro」をコアにしたデータ分析特化のDXソリューションを提供する株式会社Hogetic Lab(本社:東京都港区、代表取締役 CEO:大竹 諒、ウェブサイト:https://hogetic-lab.com/)は、mintとFFGベンチャービジネスパートナーズを共同リード投資家として、株式会社CLホールディングス、株式会社コムレイズ・インキュベートらを引受先とする第三者割当増資と融資により、約2.2億円の資金調達を実施いたしました。 本資金調達により、エンジニア組織とデータアナリストから成るカスタマーサクセス組織を拡大させ、「Collectro」の機能拡充および、導入後の分析を通じたデータドリブン経営体制の立ち上げの効率化を図ってまいります。
■Hogetic Labの事業背景
コロナ禍をきっかけにDXシフトが加速し、2030年度の市場規模は2020年度の3.8倍となる5兆1957億円に達すると予想されており、市場規模の拡大とともに日常の業務オペレーション領域やチャネル構築領域等のデジタル化は日々進んでいます。その一方で、企業のカルチャーや長年定式化されてきたプロセス等によってデジタル化の進みが悪い領域も散見されます。その中でも弊社が着目しているのが意思決定のデジタル化です。
意思決定のデジタル化については、社内データの統合、可視化、AI開発などの方法で従来アプローチされてきているものの、それでも日本のデータ利活用の水準は国際的に見て低いのが現状です。
現状に対して弊社は、
データ分析者が社内外のデータをスピーディーに集めることができない
データ分析者が市場に圧倒的に足りていない
という2つの大きな課題を認識しています。
Hogetic Labはこのような現状を変えるべく、分析領域特化のDXスタートアップとして、次世代型のデータプラットフォームの提供、アナリティクス・イネーブルメントサービスの提供、データ分析のプロフェッショナルチームによる支援を通じて、日本のあらゆる企業の意思決定のデジタル化にチャレンジしています。
現在では日本を代表する小売企業様、エンタメ企業様とのお取り組みが続々と立ち上がってきており、ニーズの大きさと我々のソリューションの意義を感じています。今回の資金調達を足がかりに我々のソリューション群をさらに発展させていきます。
■ユニークなアーキテクチャを採用した分散型データクローラープラットフォーム「Collectro」
・プロダクト概要
「Collectro」は、あらゆるAPI経由でのデータ収集を実現するためのデータクローラープラットフォームです。顧客企業の業界特性、既存のデータ分析環境等に応じて柔軟に収集システムを構築することができるのが特徴。顧客環境に収集システムをデプロイするユニークなアーキテクチャにより、取り扱えるデータが従来サービスよりも豊富になることに加え、本来は釣り合いにくい”コストメリット”と”サービス制約の少なさ”の両立が実現できます。
内製の分析基盤の立ち上げ・高度化はもちろんのこと、業界ごとに特化した分析ノウハウをカスタマーサクセスとして提供することで継続的なサービス改善を実現。データアナリストの体制が十分に整っていない大手企業~スタートアップであっても「Collectro」を活用し、弊社独自の育成メソッドと分析ノウハウを注入することで、最終的には自社の内部人材でデータ分析・運用ができるようになります。
すでに、大小・業界問わず、様々なデータ分析案件にて「Collectro」の導入が進んでおり、既存データの統合・外部データの収集・トレンド分析・需要予測・自動マスタリング等の幅広いニーズで国内最大手クラスの小売企業、エンタメ企業、ミドル~レイターステージのスタートアップ等での引き合いが増えています。
また、D2C領域、エンタメ(IP)領域については、弊社のノウハウを凝縮したデータ利活用のパッケージも用意しており、お客様の環境に合わせて「Collectro」を基軸にしたデータ分析運用も提供しております。こちらのパッケージも合わせてエンタープライズ企業・スタートアップ企業様を中心に今後3年間で200社以上の契約数を目指してまいります。
・Collectroの提供体制
Hogetic Lab社内のデータアナリスト、データBizDev、データエンジニア、データサイエンティスト、BIエンジニア等によるプロフェッショナルチームが「Collectro」の導入支援に加え、社内でのデータ分析の成功機会創出、組織に根付かせるための育成や顧問など、顧客企業で必要になるサービスを柔軟に提供します。また、導入後のお客様の接点となるカスタマーサクセスは、データアナリティクスのバックグラウンドのあるメンバーを中心に構成しており、あらゆる課題に柔軟に対応できる体制を整えています。顧客企業内部でデータドリブンのカルチャーが芽生え、それがスケールし続けられるよう、我々は並走していきます。
・Collectroの導入 / 販売代理店に関するお問い合わせ
下記の販売パートナー問い合わせ窓口よりご連絡ください。
https://hogetic-lab.com/partner/
・VC / CVCにおける投資先へのご紹介について
弊社ソリューションを用い、分析領域の効率化、月次推移の精緻&高速化、トラクション確認、組織の共通言語としてデータ分析を導入、など投資先企業様でのさまざまな課題を解決することが可能になります。スタートアップ限定のプランも用意しておりますので、投資先企業のバリューアップに向けてのご活用を検討いただけます。
■投資者よりコメント
・mint ジェネラルパートナー 白川 智樹 氏
シードラウンドに続き、追加出資させていただきました。
「経営の再発明」というミッションに対し、当初想定していた「データの収集」「データの利活用」「人材の育成」のアプローチが着実に進み、日本を代表する名だたる企業様からのご利用が進んでいます。また、事業の手応えに合わせ、データアナリストをはじめとする素晴らしいメンバーが続々と参画している点がHogeticLabの一番の魅力だと考えています。
HogeticLabが目指す新しいデータ経営の形が広がっていくよう、mintも引き続き微力ながら貢献してまいります。
・株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ 代表取締役 吉田 泰彦 氏
分析領域のプロフェッショナル集団であり、意思決定のデジタル化を掲げるHogetic Lab社とご一緒させて頂けることを大変嬉しく思っております。
データ分析がDXの要であることは広く認知されていますが、データの収集・統合や分析・可視化に改善の余地を抱えている企業も多く、更なる市場拡大が見込まれます。
Collectroは、社内データだけでなく必要な外部データも収集・統合して分析可能な基盤を提供する革新的なプロダクトであり、既に多くのエンタープライズ・スタートアップにご利用頂いております。
Hogetic Lab社が日本のデータドリブン経営を牽引すると確信しており、その成長を全力で支援して参ります。
・株式会社CLホールディングス 執行役員 長谷川 雅志 氏
今回、資本業務提携契約を締結させて頂けましたこと、大変嬉しく存じます。
DXという言葉が日本の経済界に浸透して久しいですが、その要であるデータの利活用はまだまだ進んでいないのが実情ではないでしょうか?
その様な環境の中で、データの収集から価値化までを一気通貫に実現するHogetic Lab社のソリューションはとても力強く、必ずや現在の企業経営を取り巻く課題解決への突破口となると信じています。
当社としてもHogetic Lab社と共に、Collectroを軸にしたデータ利活用のノウハウを存分に駆使し、当社グループの事業だけにとどまらず、業界を巻き込む形で取組みを推進していく所存でございます。
・株式会社コムレイズ・インキュベート 代表取締役 小林 祥太 氏
今回ご一緒させて頂けるのを心より大変嬉しく思います。
データ軸に経営判断を行う企業が増えている中で、データの収集、可視化、活用など、複雑な業務が多く、苦労されているデータ利用者様が多いことかと存じます。Collectroを導入することで、より多くのデータ利用者様が今以上に活躍し、経営判断のスピード、精度があがる企業が増える世界を作れるよう弊社も一緒に汗をかいていく所存です。
■株式会社Hogetic Lab 会社概要