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KandaQuantum、「Notion」に量子AI活用のマネジメント連携実証実験開始

 ビッグデータと量子AIを活用するサービスを展開する株式会社KandaQuantumは2022年11月10日、ワークフローを一元管理するクラウドツール「Notion」に、独自開発した量子AI(自然言語処理、最適化技術、量子技術など)を複合的に活用したプロジェクトのスケジュール提案ソルバー「calqPM」を連携し、商用利用を目指す実証実験を開始。新たなプロジェクトマネジメントを図る。

 KandaQuantumは、コロナ禍でリモートワークや副業など自由な働き方が一般的になり、中央集権的な組織体制から自由度が高い分散型組織に移行しつつある中、プロジェクト管理の難易度が上がり、人に紐づく無数の情報と自由度は既存のシステムで処理不可能な情報量となることに着目。働き方についての膨大な情報を高速に思考し、処理可能な量子AIの研究に着手し、2021年にプロジェクト管理ツール「calqPM」を開発した。

 今回「calqPM」を使用して実際のプロジェクト管理を行う現場への導入を検討したいという要望から、「Notion」連携API(ソフトウェアやプログラム、Webサービスの間をつなぐ際に使用するインターフェース)を構築し、商用化を目指した本格的な実証実験を開始した。

「calqPM」は、開発プロジェクトで必要なタスクの担当者、工数、締め切りを入力すると、最適なスケジュールを量子AIによって提案、工程管理に使用される表であるガントチャート化する。量子コンピュータマシンDWaveとの連携で、0.1秒のオーダーで最適化スケジューリングを行えるとしている。

 実証実験では、「calqPM」が従業員へのタスク割り当てやタスクの依存関係などを自分で考え、人的コストの最適化や稼働工数上限、業務の依存関係、個々人のスキルセットや適性を要件として満たすガントチャートを自動作成し、提案を行う。

calqPMとnotionタイムラインビューのシステム連携

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