特価品増加で順調に値下がり中のDDR5かコスパ良しのDDR4か
結局DDR5とDDR4どっちがいいの?信頼の高性能メモリーKingston FURYで検証
2022年11月28日 11時00分更新
まとめ:コスパならDDR4だが、将来性も考慮して選ぶならDDR5
値下がり基調とはいえ、アキバの最安価格帯だと、16GB×2ならDDR4-3200メモリーの5倍近い値段になる、DDR5-6400メモリー。そのため、DDR4でも組める現状のLGA1700プラットフォームでは、万人にオススメとは言い切れない。ゲーミングも含めた多くのシーンでは、現状はやはりDDR4メモリーのほうがコストパフォーマンスは高いと言わざるを得ない。
しかし、一部のゲームタイトルやAdobe系アプリでは、DDR5メモリーはDDR4メモリーを上回るパフォーマンスを発揮することがわかった。また、次世代の第14世代インテルCoreプロセッサーではCPUソケットなどを一新するとのウワサもある。その際は、DDR5メモリーの「Gear 1」動作にも期待できるし、性能重視派は将来性も加味して選ぶべきだろう。特に今回のテスト結果を見れば、なるべく高クロックで動作するモデルのほうがメリットは大きい。
ちなみに、今回は検証していないが、DDR5メモリーに完全移行したAMD環境のトピックであれば、DDR5-6000がオススメだ。最新のRyzen 7000シリーズでは「Infinity Fabricクロック(fclk)」/「メモリーコントローラークロック(uclk)」/「メモリークロック(mclk)」のルールが、「fclk:uclk:mclk=AUTO:1:1」になった。
すなわち、この新ルールで最も性能を発揮する1:1:1の状態になるのはDDR5-6000の場合。ゆえに、Ryzen 7000シリーズと組み合わせるDDR5メモリーのスイートスポットは、DDR5-6000ということになるからだ。
現状、Kingston「FURY Renegade DDR5 RGB」シリーズに、AMD版のXMPとなる「AMD EXPO」対応モデルはラインアップしていない。しかし、これまでと同じくXMPも読み込めるはずなので、Ryzen 7000シリーズで組む予定の人はぜひ試してみてほしい。
(提供:Kingston Technology)