動画視聴くらいなら快適!合計で3万円台、無料OSと激安NUCで作るオススメPC
価格・容量・速度のバランスに優れたSSDとメモリーを選ぶ!
ということで、今回用意したPCパーツはこちら。ベアボーンキットのNUCとして「NUC11ATKC2」(実売2万1000円前後)、SSDとして500GBの「P3 CT500P3SSD8JP」(実売8300円前後)。
NUCはサイズが小さく、メモリーは一般的なデスクトップPCに使われるUDIMMではなく、ノートPCに使われるSODIMMが使われているので、SODIMMで8GB×2枚組の「CT2K8G4SFRA32A」(実売8000円前後)の3点を用意した。合計しても3万7300円という低価格で抑えられた。価格はすべてが揃えられるということで、記事執筆時のAmazon価格が参考としている。
SSDは、エントリーモデルとなるP2シリーズの方が低価格。しかし、P2シリーズは公称値でリード最大2300MB/s、ライト最大940MB/sとなっているのに対し、P3シリーズはリード最大3500MB/s、ライト最大1900MB/sと圧倒的に速い。とくにライト性能が圧倒的という点を重視して、P3シリーズを選択した。
メモリーはDDR4-3200対応の中で、圧倒的なコストパフォーマンスを誇るCrucialの製品から、8GB×2枚のモデルを選択。実は、容量単価でいえば16GB×2枚のほうがわずかに安いのだが、Celeron搭載NUCでは重たいソフトは満足に動作しないため、オーバースペックになってしまう。そのため、8GB×2枚の合計16GBとした。
余談だが、「CT2K8G4SFRA32A」はDDR4-3200対応だが、DDR4-2933やDDR4-2666でも動作する。そのため、ノートPCのアップグレードにも最適。Crusialではメモリーを2枚組だけでなく、1枚でも販売を行なっているので、ノートPCのアップグレードでメモリーを探している人も選択肢のひとつにしてみるといいだろう。
PCを作るというと難しそうに聞こえるが、NUCはベアボーンキットとなるため簡単。底面の4本のネジを外してカバーを開け、SSD、メモリーをスロットに装着するだけで完成する。
実際に組み立ててみよう。
まずはメモリーから。メモリーは裏表を間違えるとスロットに入らないため、切り欠きの位置を確認して間違えないように注意しよう。あとは、30~45度くらいの角度で端子の奥まで挿し込み、押し倒せばOKだ。
SSDはM.2スロットに装着するタイプ。こちらもメモリーと同じく切り欠きの位置で裏表を確認し、スロットに斜め方向から挿し込む。ゆっくりと倒して、端をネジ止めしよう。
メモリー、SSDともに斜めになっていないか、しっかり固定されているかを確認したら、底面のカバーを元に戻し、4本のネジを締めて完成だ。