10月12日、22時に販売解禁されたNVIDIAの超エンスージアスト向けGPU「GeForce RTX 4090」(以下、RTX 4090)。価格は29万円台からなのは少々厳しいが、“最高のGPUでクリエイティブやゲーミング環境を構築したい”という人は手に入れたいビデオカードではある。
実際、超重量級ゲーム「Microsoft Flight Simulator」を4K解像度、DLSS未使用の最高画質で、60fpsオーバーのフレームレートを維持できるなど、そのパフォーマンスはこれまでのハイエンドGPUを確実に超えている。
GeForce RTX 4090 Founders Editionのレビューとは別に、オリジナルクーラーを搭載したPalit「GeForce RTX 4090 GameRock OC」(以下、RTX 4090 GameRock OC)を、いち早く触れたので、その特徴と冷却性能、静音性をみていこう。
Palitが発売解禁に合わせて投入するビデオカードは、NVIDIAが設計したリファレスデザインの基板を使った「GamingPro」シリーズが比較的多かったが、RTX 4090では、宝石のようなラグジュアリーなLEDイルミネーションを楽しめる「GameRock」シリーズで発売した。
特徴的なGPUクーラー表面部のクリスタルは、新たにブラックカラーのクリスタルデザインになり、これまでのGameRockとは違った上品なLEDイルミネーションを実現している。
Palit GeForce RTX 4090 GameRockのSKUは、今回紹介するファクトリーOCモデルでGPUブーストクロックが2610MHzの「GeForce RTX 4090 GameRock OC」のほかに、リファレンスクロックの「GeForce RTX 4090 GameRock」と、LEDギミックを省いた「GeForce RTX 4090 GameRock OmniBlack」を用意している。国内では、まず「GeForce RTX 4090 GameRock」から投入され、RTX 4090 GameRock OCは若干遅れるようだ。
Palitを国内で販売しているのは、ドスパラのみになるが、北は北海道の旭川から、南は沖縄の浦添市城間まで、着実にその店舗数を増やしている。超ド級ビデオカードではあるが、地元のドスパラの店頭に並んでいるかもしれない。
サイズも重量も超ド級だ
カードサイズは、ほかのRTX 4090搭載ビデオカードと同じく4スロットを占有し、カード長が329.4mm、高さ137.5mm、厚さ71.5mmと超大型になっている。PCケースを選ぶが、RTX 4090の超ド級パフォーマンスを引き出すには、この巨体のほとんどを埋める大型ヒートシンクでの冷却が必要になるということなので、やむを得ないだろう。
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