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最新パーツ性能チェック 第384回

ド派手なLEDで魅せるPalit「GeForce RTX 4090 GameRock OC」を三枚におろして性能チェック

2022年10月12日 22時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

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 10月12日、22時に販売解禁されたNVIDIAの超エンスージアスト向けGPU「GeForce RTX 4090」(以下、RTX 4090)。価格は29万円台からなのは少々厳しいが、“最高のGPUでクリエイティブやゲーミング環境を構築したい”という人は手に入れたいビデオカードではある。

 実際、超重量級ゲーム「Microsoft Flight Simulator」を4K解像度、DLSS未使用の最高画質で、60fpsオーバーのフレームレートを維持できるなど、そのパフォーマンスはこれまでのハイエンドGPUを確実に超えている。

 GeForce RTX 4090 Founders Editionのレビューとは別に、オリジナルクーラーを搭載したPalit「GeForce RTX 4090 GameRock OC」(以下、RTX 4090 GameRock OC)を、いち早く触れたので、その特徴と冷却性能、静音性をみていこう。

ファクトリーOCモデルとなるPalit「GeForce RTX 4090 GameRock OC」。想定売価は30万8000円

 Palitが発売解禁に合わせて投入するビデオカードは、NVIDIAが設計したリファレスデザインの基板を使った「GamingPro」シリーズが比較的多かったが、RTX 4090では、宝石のようなラグジュアリーなLEDイルミネーションを楽しめる「GameRock」シリーズで発売した。

 特徴的なGPUクーラー表面部のクリスタルは、新たにブラックカラーのクリスタルデザインになり、これまでのGameRockとは違った上品なLEDイルミネーションを実現している。

これまでのGameRockシリーズと異なり、クリスタルはブラックになっており、“Midnight Kaleidoscope(真夜中の万華鏡)”と呼ばれている

このままでも十分にキレイな「スターライトブラック」クリスタルデザインを採用する

”Midnight Kaleidoscope”というだけあって、角度や光の加減で表情が付く。LEDで光らせなくとも魅せる要素は十分だ

パッケージもブラッククリスタルが描かれたデザインに

 Palit GeForce RTX 4090 GameRockのSKUは、今回紹介するファクトリーOCモデルでGPUブーストクロックが2610MHzの「GeForce RTX 4090 GameRock OC」のほかに、リファレンスクロックの「GeForce RTX 4090 GameRock」と、LEDギミックを省いた「GeForce RTX 4090 GameRock OmniBlack」を用意している。国内では、まず「GeForce RTX 4090 GameRock」から投入され、RTX 4090 GameRock OCは若干遅れるようだ。

 Palitを国内で販売しているのは、ドスパラのみになるが、北は北海道の旭川から、南は沖縄の浦添市城間まで、着実にその店舗数を増やしている。超ド級ビデオカードではあるが、地元のドスパラの店頭に並んでいるかもしれない。

通販とは違って、安心感の高いリアル店舗。全国に続々とオープンしているので注目だ

サイズも重量も超ド級だ

 カードサイズは、ほかのRTX 4090搭載ビデオカードと同じく4スロットを占有し、カード長が329.4mm、高さ137.5mm、厚さ71.5mmと超大型になっている。PCケースを選ぶが、RTX 4090の超ド級パフォーマンスを引き出すには、この巨体のほとんどを埋める大型ヒートシンクでの冷却が必要になるということなので、やむを得ないだろう。

そのサイズも超ド級になっているRTX 4090 GameRock OC

ブラケットからのカード長は、実測で328mm前後だった

GPUクーラーや基板はブラケットから30mmほど出っ張っている

厚さは71.5mmになっている

3スロット+αを占有。Micro ATX環境に搭載することもできそうだ

重量は実測で1980グラムを記録。VGAホルダーを使いたい重さだ

基板裏面には、メタル素材を使ったバックプレートを装備している

バックプレートのGPUコア部分にはGameRockのロゴが描かれている

GPUクーラーの後部には基板がなく、GPUクーラーファンの風は、ヒートシンクを通って、バックプレート側に排気される仕組みになっている

排気スリットのエッジはシルバーカラーで、見る角度で違った表情になる

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