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GIGABYTE「X670 AORUS ELITE AX」はRyzen 7000シリーズ自作の良き友だ!

文●加藤勝明(KTU) 編集●ジサトラハッチ/ASCII

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 先日発売が始まったRyzen 7000シリーズは、DDR5やPCI Express Gen5を採用し2025年以降も利用することを念頭に置かれた「Socket AM5」を採用している。と同時にCPUを支えるチップセットも新たにAMD 600シリーズに切り替わった。

 Ryzen 7000シリーズの解説&レビュー記事にあるとおり、AMD 600シリーズはエンスージアスト向けの「X670E」「X670」と、費用対効果重視の「B650E」「B650」の4種類が用意されており、10月頭時点ではX670EとX670のみが流通している。

 XとB系列の違いは、主にチップセットから出るUSB 20Gbps(以前の呼び方でいえばUSB 3.2 Ge n2x2、以下同様)やUSB 10Gbps(USB 3.2 Gen2)の数、チップセットから出せるPCI Expressのレーン数やSATAの数に違いが出る。拡張性、特にUSBの充実を望むのであれば、X670EやX670の方が値段は高いがベターな選択だ。

 一方、X670EとX670の違いは、CPUから引き出すx16スロットがどう実装されるかで変わってくる。x16スロットがPCI Express Gen5で引き出せるものがX670E、Gen4なのがX670。CPUから引き出せるM.2に関してはどちらもPCI Express Gen5対応となる。

 X670EとX670の差は将来登場予定のPCI Express Gen5対応にかかっているが、現状のフラッグシップGPUでもGen4の帯域を使い切れていないのだから、ビデオカードのGen5対応にこだわるメリットは現状は満足感以外にはないといってよいだろう。

本稿で紹介するGIGABYTE製X670マザーボードのマニュアルより引用。CPUから伸びるPCI Express x16スロットとM.2スロットの1基はPCI Express Gen4でリンクする。PCI Express Gen5でリンクするM.2スロットは1基のみ

同社のX670Eマザーボードでは、x16スロットはPCI Express Gen5バス下に配置される。さらにM.2スロットは2基ともPCI Express Gen5でリンクするが、これを達成するにはかなりのコストがかかる

 そして、折からの円安と材料費高騰(特にコロナ禍以降銅価格の値上がりが酷い)のうえ、X670E/X670マザーボードは高品質部材を数多く必要とする等の要因が合わさり、ハイエンド品は10万円超えも珍しくない状況。ハイエンドというステータスにこだわりがなければX670も検討に入れるべきだろう。

 前置きが長くなったが、Ryzen 7000シリーズで拡張性を確保しつつ組みたい時にオススメのマザーボードが、今回レビューするGIGABYTE「X670 AORUS ELITE AX」だ。実売価格は5万1000円とX系マザーボードの中では安め。B650マザーボードが3万円からという現状を考えると、Ryzen 7000シリーズ自作のメインストリームに位置付けられる一枚だ。

Ryzen 7000シリーズで今すぐ組みたいという人にオススメしたいGIGABYTE製X670搭載マザーボード「X670 AORUS ELITE AX」。10月7日より発売、予想価格は税込み5万1000円前後となる。CPUソケットのピン折れに関しては購入後半年間の無償修理保証があるので安心だ

X670EはExtended ATX仕様のものが多いが、本機はスタンダードなATXフォームファクター。直線を多用し、ロゴが不必要に自己主張しないデザインは実に筆者好み

背面ポートの構成。USBの赤いポートはUSB 20Gbps、青が10Gbps、黒がUSB 480Mbps(USB 2.0)仕様となる。オーディオ入出力はマイク/ラインin/ラインoutのみに絞られているが、今時のPCオーディオ事情を考えればこちらの方が合理的だ

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