「第13世代インテル Core デスクトップ・プロセッサーは、史上最速のベスト・デスクトップ・プロセッサーであり、最高のゲーム、ストリーミングと録画体験を提供する。インテルのゲームへの挑戦が、本物であることが証明できる」
Raptor Lakeが世界にお披露目
米インテルは、2022年9月27~28日(現地時間)に、米カリフォルニア州サンノゼで開催した年次イベント「Intel Innovation」において、第13世代インテルCoreプロセッサーを発表した。
開発コードネームで“Raptor Lake”と呼ばれていたもので、デスクトップ向けの 第13世代インテル Core デスクトップ・プロセッサー Kシリーズ」は、10月20日から発売されることになる。今後、モバイル向けプロセッサーについても詳細を発表し、合計で55のSKUを投入することになるという。
同デスクトップ・プロセッサーは、6つのSKUで構成。Intel 7プロセス技術とx86高性能ハイブリッド・アーキテクチャーを基盤にしており、最上位となるインテルCore i9-13900Kプロセッサーでは、最大24コア(8 P-cores、16 E-cores)、32スレッドに対応するとともに、クロック周波数は最大5.80GHzで動作し、ゲームやストリーミング、録画に最高レベルの体験を提供するという。
Intel Innovationの基調講演において、米インテルのパット・ゲルシンガーCEOは、「ゲームやクリエイティブな没入型体験の未来は、高性能なCPUとGPUに依存するが、Core i9-13900Kプロセッサーは、史上最速のベスト・デスクトップ・プロセッサーであり、最高のシングルスレッド性能を実現し、最高のマルチスレッド性能を実現することができる。これまでで最高のゲーム、ストリーミングと録画体験を提供し、インテルのゲームへの挑戦が本物であることが証明できる」などとした。
さらに、2023年初めには、業界初となる6GHzの動作周波数を実現するプロセッサーを数量限定で出荷する計画を公表。「初めて1GHzを超えたときのことを、昨日のように覚えている。それと同じように、6GHzはまさに画期的なものである。クライアントコンピューティングの大きなマイルストーンになる」と語った。
この連載の記事
-
第606回
ビジネス
テプラは販売減、でもチャンスはピンチの中にこそある、キングジム新社長 -
第605回
ビジネス
10周年を迎えたVAIO、この数年に直面した「負のスパイラル」とは? -
第604回
ビジネス
秋葉原の専門店からBTO業界の雄に、サードウェーブこの先の伸びしろは? -
第603回
ビジネス
日本マイクロソフトが掲げた3大目標、そして隠されたもう一つの目標とは? -
第602回
ビジネス
ボッシュに全株式売却後の日立「白くまくん」 -
第601回
ビジネス
シャープらしい経営とは何か、そしてそれは成果につながるものなのか -
第600回
ビジネス
個人主義/利益偏重の時代だから問う「正直者の人生」、日立創業者・小平浪平氏のことば -
第599回
ビジネス
リコーと東芝テックによる合弁会社“エトリア”始動、複合機市場の将来は? -
第598回
ビジネス
GPT-4超え性能を実現した国内スタートアップELYZA、投資額の多寡ではなくチャレンジする姿勢こそ大事 -
第597回
ビジネス
危機感のなさを嘆くパナソニック楠見グループCEO、典型的な大企業病なのか? -
第596回
ビジネス
孫正義が“超AI”に言及、NVIDIAやOpen AIは逃した魚、しかし「準備運動は整った」 - この連載の一覧へ