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佐々木喜洋のポータブルオーディオトレンド 第154回

Astell&Kernの新フラッグシップを聴く、Odysseyのセットでは約120万円

2022年10月03日 18時30分更新

文● 佐々木喜洋 編集●ASCII

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切れ味が鋭いサウンドに舌を巻く

 A&ultima SP3000は、A&ultima SP1000やA&ultima SP2000と似た外観で、それらがステンレス・スチールシャーシになったかのような印象を受ける。筐体はずっしりと重い。ハードボタンは従来通りの3ボタンで、いままでのユーザーが混乱することは少ないだろう。microSDカードはトレーではなくスロット方式だ。

 新しいGUIはCDジャケットが表示されるような遊び心とストリーミングサービスの選びやすさを両立した今の時代にふさわしいものとなっている。またA&futura SE180にあったミニプレーヤー機能を追加し、画面下部だけでも再生が可能となっている。

 聴き慣れた「AK Pathfinder」を組み合わせて、試聴してみた。音質は予想通り優れたものだ。S/N感が極めて高く、全域がシャープで切れ味がいい。ボーカルの声質が豊かで細かく再現されるのに驚かされる。低域には重量感と深みがあり、パンチがあってタイトだ。トーンバランスの誇張感は少なくオーディオファイル調なのはA&ultima SP1000やA&ultima SP2000と同様だ。A &ultima SP3000はフラッグシップらしいオーディオファイル調でありながら、モニター的な無機質さは少なく、音楽をパンチがある楽しいものとして聴ける。

 低ノイズの追求と有機的に楽しめる音楽の再現性を両立させ、まさに今年で10周年を迎えるAKの集大成と言えるサウンドになった。

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