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中小規模法人向け 「弥生会計オンライン」 第3回

【レビュー】脱サラした一人社長「弥生会計 オンライン」にすがりつく

2022年10月04日 11時00分更新

文● 村上タクタ 編集●飯島恵里子/ASCII

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売上げのレポート。仕事を始めたばかりなので、特定の会社からの支払いに偏っている

レポート機能で将来の見通しを!

 スマート取引取込の確定がある程度進んだので、レポート機能を使ってみることにした。

 まだまだ仕事を始めたばかりで、お振り込みが少ないのもあるし(メディア業界の支払いは、仕事の翌々月であることが多い)、支出の方も完全には入力できていないので、出力されるデータはアンバランスだが、それでも参考になるデータが多い。

 たとえば、どこのクライアント様からどのぐらい売り上げているかを見てみよう。

 まだまだ、特定の会社からの売上げが7割を占めており、非常にアンバランスな状態であることが分かる。大口のクライアントがあるのは良いことだが、この契約がなくなると急に立ち行かなくなることになる。ほかの売上げを増やして、せめて一番の大口が半分ぐらいになるようにしたいと思っている。

 支出の方は、入力が進んでないから、あまり参考にならないが、私に対する給与手当が一番大きな支出になっている。こちらは、個人のカードから引き落とされている支出を入力していけば、旅費交通費や、そのほかの部分がもっと増えていくはずだ。

支出はまだ個人のカードで払った分が反映できていないので、アンバランス。まだまだ手作業での入力が必要

 筆者の会社の場合は、借り入れをして、商品を仕入れたりするビジネスでなく、収入はほぼ私の原稿料で、支出は取材活動のための諸経費だけなので、それほど複雑なことにはならないが、それでもレポートが出ることによって、こうやってある程度の見通しを立てることができる。

 これが、仕入れが必要だったり、日々売上げが変動する商品を売るようなビジネスの場合、こうやってレポートが出て分析できるのはとても便利だし、ビジネスの先行きを分析しやすくしてくれると思う。

 毎月の売上げ、支出のデータが重なって、より細かい分析ができるようになるのが楽しみだ。

 

筆者紹介――村上タクタ
 趣味の雑誌を30年間に600冊ほど作ってきた編集者・ライター。バイク雑誌「ライダースクラブ」で仕事を始め、ラジコン飛行機雑誌「RCエアワールド」、海水魚とサンゴ飼育の雑誌「コーラルフィッシュ」、デジタルガジェットの本「flick!」の編集長を約10年務めた後退職。現在フリーランスの編集者・ライターであり、ウェブメディアThunderVoltの編集長。HHKBエバンジェリスト、ScanSnapアンバサダー、mmhmmヒーロー。iPhone、iPadなどのデジタルガジェットや、バイク、クルマ、旅、キャンプ、絵画、日本酒、ワインと家族を愛する2児の父。

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