9月15日から18日にかけて東京ゲームショウが開催されました。メタも出展していましたが、何も発表されませんでした。メタは10月にイベントを控えているのでそちらが本番なのでしょう。一方、実機を公開して話題になったのはソニー・インタラクティブエンタテインメントの「PlayStation VR2」です。
使いやすくなり、機能も向上
初代「PlayStation VR」が発売されたのは2016年。Oculus Riftと同時期に発売されて、「VR元年」と呼ばれた年でした。PlayStation VRはソフトとのバンドルを売ったこともあり、2020年1月には合計500万台以上売れたと明らかにされています。
初代機がもっとも問題だったのは、接続方法が複雑だったことです。
PlayStation 4と接続する必要のある配線が大量にあって、モニターにカメラをつないで自分の位置をトラッキングする仕組みも簡単とは言えませんでした。ユーザーからは「置いておくと場所をとり、ケーブルを外してしまうとつなぎなおすのが大変なので稼働率が低くなってしまう」という声もあがっていました。
さらに後継となるPlayStation 5との互換性がなかったため、そのままPlayStation VRを接続することができず、アダプターを使う必要が出てきてしまいました。ここでかなりのユーザーが脱落したのではないかと思います。
そこで配線をシンプルにしたのが新製品のPlayStation VR 2です。
機能としてはアイトラッキングがあり、頭の部分に振動コントローラーを入れていて、ダメージがあるとブルブルッと震えたりします。ビデオパススルー機能も搭載しますが、コスト面を考慮してか、Meta Quest 2と同様にモノクロです。
グラフィックとしてはPlayStation 5のハードウェア性能をそのまま使えるのできれいな映像を出せますが、PlayStation 5とはUSB-Cケーブルで接続する必要があります。本体を軽くできるのがメリットですが、ケーブルがあるぶん取り回しの面倒くささはあります。今後は無線機能をつけるのではないかという予想もありますが、当初は主にコスト面から有線にしたという判断ではないでしょうか。
気になるのは値段がいくらになるのか。日本円では5万円くらいでしょうか。4万円台になれば相当頑張ったほうだと思います。
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