ゲームの基本を押えつつ、その魅力をチェック!

初めてだからこその新鮮な楽しみも!バスケ初心者が『NBA 2K23』を遊んでよかった4つの理由

2022年09月30日 11時00分更新

文● 梶井工太郎 編集●宮崎(ASCII)
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『NBA 2K23』を遊んで良かった理由その1
左右のアナログスティックによる直感的な操作が気持ちいい!

 さて、ひととおり各ゲームモードを触ってみた。正直言ってまだわからないことだらけだ。バスケ部出身者なら誰もが知っている用語かもしれないが、友だちの家でTRPGをするのが放課後の過ごし方だった自分には、とんとなじみのない言葉ばかりだ。

 しかしどんなゲームでもその程度のことはある。シリーズ物ならなおのこと。シリーズを重ねてきた洋物大作RPGに初めて触れたとき、聞いたことのない固有名詞の多さに頭を悩ませたものだ。

 そもそも僕らが今、当たり前のゲーム用語として理解しているFPSやTPS、ステルスだのキルムーブだのといった単語も、初めて知る際には意味なんかわからないのだ。

 習うより慣れろ。なんだってそう。もちろんバスケットボールだってきっと。

 とはいえ、流石に操作方法が全然わからないのでは話にならなそうなので、まずはトレーニングをしてみる。先に書いたように「PLAY NOW」モードの「2KUトレーニング」で、操作の基本を学んでいこう。まずは基本から、なのだ。

左手は添えるだけ

もしもバスケができたなら一番したいこと、それはダンクシュートでしょ。やっぱり

そのほか、パスやポストプレイ、ディフェンスの仕方などを学ぶ

 このトレーニングモードを実際に遊んでみて一番驚いたのは、左右のアナログスティックの組みあわせでさまざまな動きができるということ。

 キャラの移動は左のアナログスティック。状況に応じたアクションは右のアナログスティックと、左右のアナログスティックをぐるぐると動かす直感的な操作で思った以上にいろんなアクションができるのだ。

 これは実際に触ってもらわないとわからないかもしれないが、非常にわかりやすくて気持ちがいい。

 漫画やテレビで見た、まるでボールが自分の体の一部になったようなバスケットボーラーのボールハンドリングを自分がしていると思うだけでなんだかテンションが上ってくる。

 ダンク、アリウープ、生身の僕では決してできないカッコいいプレイを指先1つで体感できる。この気持ち良さをぜひ味わってほしい。

 また、キャラクターのアニメーションも良くできていて、ゴールや選手の位置に応じて、同じ操作でもさまざまなアクションを自然に滑らかにこなしてくれる。本当に自分がプロバスケットプレイヤーになった気分だ。

 なるほど、これがスポーツゲームの面白さか。素直にそう感じた。サッカー、野球、テニス、プロレス、総合格闘技などなど、スポーツゲームは数あるけれど、その醍醐味とはつまりテレビや漫画で見る動きを自分で再現できるということ。これに尽きるのだろう。

 ファンタジー世界や銃弾が飛び交う戦場といった遠い世界の疑似体験ではない。自分ももしかしたら目指せたかもしれない、プロアスリートの世界の疑似体験。実感と説得力のある疑似体験がこんなにも気持ち良いものだったのだと、この歳になって知ることができたのだ。

『NBA 2K23』を遊んで良かった理由その2
ストーリーモードでも遊べる

 さて、トレーニングモードで操作方法を学び、キャラクターを動かす気持ち良さに感動したところで、一番気になる「マイキャリア」モードを遊んでいくことにしよう。

 本作は、マイケル・ジョーダン選手がテーマ。せっかくなので彼になりきってみたい。いや、なりきるっていうのは違うかもしれない。自分もマイケル・ジョーダン選手のようにビッグな男になるサクセスストーリーを歩んでみたい。その思いを叶えてくれるのがいわゆるストーリーモードである「マイキャリア」モードなのだ。この先は見どころが多いので、写真多めでお届けする。

キャラメイクではアプリで自分の顔をスキャンし、まさに自分の分身を作ることも可能。だが、今回は用意されたモデルを使うことにする。名前はマイケル梶井ということで

出身大学と契約するチームを選ぶ。大学を選べと言われてもアメリカの大学の知識などない。ひとまず、せっかくだからということでマイケル・ジョーダン選手と同じ大学にしてみた。ちなみに彼の出身校はwikiで調べた

ムービーシーンがストーリーを盛り上げてくれる。アメリカの青春スポーツものの映画を見ているような気分で、なかなか先が気になるストーリーだ

時には会話に選択肢が現れることも

試合をすることでストーリーが進む。今回の試合は、先立ってやっておいたトレーニングのおかげで順調に勝利できた

 ここらで少しマップを歩いてみよう。今回はSteam版でのプレイなので、大型客船の中にいるようなマップ「ネイバーフッド」を歩いていく。オープンワールドゲームのようにクエストを進めていくことで、ゲームになじめるようになっている。

マップ上にはオンラインで繋がったほかのプレイヤーたちの姿も

ショップが並んでいるエリアでは、ゲーム内通貨「VC」を消費することで買い物ができる。自分のキャラを自分好みのファッションに着飾らせたりできるようだ

個人的にPUMAのスニーカーをよく買うので、上から下までPUMAでキメてみた。同じPUMAのスニーカーでも筆者の10倍似合っている

マップはラウンジやハブの機能も兼ねている。集まったプレイヤーでチームを組んだり対戦したりと、ストリートバスケそのままの雰囲気で気軽にバスケを楽しめる。もちろんコートの外でプレイの様子を眺めることだってできる

 次世代機(PS5/XSX|S)でのみプレイできるザ・シティのマップでは、クエストなどもネイバーフッドより充実しており、GTAシリーズのようなオープンワールドでの遊びが充実しているようだ。このあたりは今後Steam版でも実装してほしいところ。

『NBA 2K23』を遊んで良かった理由その3
スポーツって良いな

 そんなこんなしてるうちに対人戦を遊んでみたくなった。普段遊ぶ対人戦といえばFPSだったり格ゲーだったりなわけだが、今回はそんな命の取りあいからは距離をおいてスポーツで勝負。「PLAY NOWモード」のオンラインクイックマッチで対戦してみる。近いランキング同士でマッチングしてくれるので、上のランクを目指して試合を勝ち抜いていこう。

惨敗の気配だと自分でもわかる。もっと練習が必要だ

 結果は上の写真のとおり……このあと悔しくて悔しくて、トレーニングモードでめちゃくちゃ練習した。練習しながら「ああ、こういうの良いな」と、ふと思った。試合に負けて悔しいから練習する。勝つと嬉しいからバスケが楽しい。部活に懸命に取り組んでいた同級生はきっとそんな思いだったのだろうか。

 漫画の中の登場人物たちもだいたいそんな感じだ。スポーツにかける純粋な情熱みたいなものが自分の心の中に芽生えた気がした。このゲームを遊んでよかった。

『NBA 2K23』を遊んで良かった理由その4
リアル世界にも影響?

 そして最後に。今回『NBA 2K23』の上達のためにずっとトレーニングモードで練習していたら、なぜかダイエットがしたくなり、実際にダイエットを始めてしまった。そう、ダイエットとかあんまり気乗りがしないなと思っていた自分からの脱却だ。

 これもまた、本作を遊んで良かった理由の1つかもしれない。いくつになっても好奇心を忘れないこと。冒険と挑戦は人生を少し楽しくしてくれる。バスケゲームの上達とダイエット、この先も気長に頑張る所存です。

(提供:2K Sports)

【ゲーム情報】

タイトル:NBA 2K23
ジャンル:スポーツ
販売:2K/テイクツー・インタラクティブ
プラットフォーム:PlayStation 5/PlayStation 4/Nintendo Switch/Xbox Series X|S/Xbox One/PC(Steam)
発売日:発売中(2022年9月9日)
価格:
【通常版】
 PS4/XO/PC:7700円(パッケージ版/ダウンロード版)
 PS5/XSX|S:8800円(パッケージ版/ダウンロード版)
 Switch:6600円(パッケージ版/ダウンロード版)
【デジタルデラックス エディション】
 PS4/PS5/XO/XSX|S:9900円(ダウンロード版)
【マイケル・ジョーダン エディション】
 PS4/PS5/XO/XSX|S/Switch/PC:1万4080円(パッケージ版/ダウンロード版)
【チャンピオンシップ エディション(日本語版)】予約期間終了
 PS4/PS5/XO/XSX|S/PC:1万5180円(ダウンロード版)
※パッケージ版はPS4/PS5/Switchのみ。
CERO:A(全年齢対象)

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