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ゲーマー注目のPCIe4.0最新ゲーミングSSD&CMRで過去最大の22TB HDDが登場

ストレージは最高速度のSSDと最大容量のHDDを擁するウエスタンデジタルにおまかせ!

2022年09月13日 11時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

提供: テックウインド

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WD_BLACK SN850Xの実力をチェック

 ここから本命のWD_BLACK SN850Xをチェックしていこう。容量2TBでヒートシンク非搭載の「WDS200T2X0E」で検証している。

前モデルのWD_BLACK SN850 2TBと同じく、片面実装で表面に製品シールが貼られている。M.2端子側に、SanDiskの刻印が入ったコントローラーを確認できる

CrystalDiskInfo 8.17.4の結果

「Western Digital Dashboard」のメイン画面。温度や余寿命などの情報を確認できる

リード・ライトパフォーマンスをモニタリングできる

ファームウェアの更新も可能で、更新用のUSBブートドライブの作成もできる

右上にある「ゲームモード2.0」ボックスから、「自動」「オン」「オフ」を選択でき、モードの変更時には再起動が必要になる

「ゲームモード2.0」「自動」設定時は、「SteamLibrary」などのゲームフォルダーを指定することで、ゲームプレイ時に自動でモードが有効になる

SN850 2TBとパフォーマンスを比較

 ここから本命の最新ゲーミングSSD WD_BLACK SN850Xのテストセッションに進んでいこう。注目機能のゲームモードは、Windows OSのみで利用できるので、まずは基本パフォーマンスとなるオフの状態で、各種ベンチマークを実行していこう。

 パフォーマンスチェックには、前モデルのWD_BLACK SN850 2TBを比較用に用意している。システムドライブのウエスタンデジタル「WD Blue SN570 NVMe 1TB」は、チップセット制御下のM.2スロットに取り付け。WD_BLACK SN850XとSN850は、CPU制御下のM.2スロットに取り付けてテストしている。また、各種ベンチマークは、WD_BLACK SN850X/SN850になにもデータが入っていない状態で行なっている。

 まず、「CrystalDiskMark 8.0.4」と「ATTO Disk Benchmark V4.01」の結果を見ていこう。CrystalDiskMarkの計測モードは「デフォルト」に加え、「NVMe」でも実行している。

CrystalDiskMark 8.0.4

WD_BLACK SN850X。CrystalDiskMark 8.0.4 デフォルトの結果

WD_BLACK SN850。CrystalDiskMark 8.0.4 デフォルトの結果

WD_BLACK SN850X。CrystalDiskMark 8.0.4 NVMeモードの結果

WD_BLACK SN850。CrystalDiskMark 8.0.4 NVMeモードの結果

 WD_BLACK SN850Xは、シーケンシャルリード7300MB/secが謳われているが、残念ながら実測では、SN850と同じ6900MB/sec台にとどまっている。とは言え、シーケンシャルライトは公称値を越える6675.83MB/secを記録しており、SN850から1300MB/secも高速化している。ランダム「RND4K」も同様に高速化しており、「NVMe」モードではリードが700MB/sec程度、ライトは1900MB/secもアップしている。

 額面通りのシーケンシャルリードとはならなかったが、申し分ない速度を発揮したWD_BLACK SN850X。とくに6000MB/sec台に達するライトパフォーマンスは魅力的だ。

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