AI開発を効率化する「自動機械学習(AutoML)」とは何か?
アマゾンやグーグルがローコードの機械学習ツールで採用する「自動機械学習(Auto ML)」の手法は、人工知能(AI)モデル開発のプロセスを加速し、AIテクノロジーをより扱いやすくする可能性がある。
臨死体験から生まれたVR、 幻覚剤のトリップを再現
精神疾患の治療法として、米国ではLSDやシロシビンなどのサイケデリックス(幻覚剤)がいま再び注目されている。ある研究者の臨死体験から生まれたVRは、こうした幻覚剤の代わりになるのだろうか。
「伝統医学を中傷」中国最大の健康情報サイトがSNSから消えた
中国最大の健康情報プラットフォームのSNSアカウントが突如停止された。ソーシャルメディアでは以前から、外国企業から資金援助を受けて中国の伝統医学を批判しているとの声が挙がっており、中国では科学や医療の議論がイデオロギーの対立となりつつある。
光と酸で分解できる光分解性材料、東大が開発
東京大学の研究チームは、光と酸がそろったときにのみ分解できる高分子材料を開発した。従来の光分解性材料は光で分解できるため環境への悪影響が少ない利点があるが、光が当たる場所では使えないのが欠点。今回開発した材料はその欠点を解消するものとなる。
脳波計に着想、「ミニ脳」を包み込むマイクロキャップ
実験室で育てられたミニ脳の活動を測定するマイクロキャップが開発された。脳波を測定するEEGキャップに着想を得たこのデバイスによって、化学物質や薬剤が脳にどのような影響を与えるか、新たな知見が得られるかもしれない。
エアロゾル中の新型コロナ、HEPAフィルターで除去可能=東大ら検証
東京大学と進和テックの共同研究チームは、HEPA(high-efficiency particulate air)フィルターを用いることで、エアロゾル中の感染性新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を室内空間から経時的に除去できることを実証した。
聴くMITTR:「AIお絵描き」ブームは何をもたらすのか?
今週のオーディオ・ムック(β)では、話題の画像生成AIから、マルチモーダルAIの可能性について考える。
岡山大、カドミウムの集積が少ないイネの育成に成功
岡山大学の研究チームは、イネのカドミウム低集積の分子機構を解明し、カドミウム集積を抑制する遺伝子を同定。同遺伝子をコシヒカリに導入することで、収量と食味に影響を与えることなく、低カドミウム集積イネを育成することに成功した。
この連載の記事
-
第304回
ビジネス
チャットGPTの回答は名前で変わる/ノーベル賞受賞者が語っていたこと -
第302回
ビジネス
CRISPR、発明者が特許一部取り下げへ/AIで進化したARグラス -
第301回
ビジネス
米国で感染拡大「鳥インフル」に警戒/未知の環境で使えるロボットAIモデル -
第300回
ビジネス
オープンAI新モデル「o1」とは何か?/グーグルが量子エラー訂正でブレークスルー -
第299回
ビジネス
AIなりすましに備え「人間の証明」提唱/スポティファイで失われた音楽の楽しみ -
第298回
ビジネス
ニューラルネットの解釈性を高める新アプローチ/サルも「名前」を使っていた -
第297回
ビジネス
AIがなぜ経済格差を拡大するのか/寿命の限界を探る人類の試み -
第296回
ビジネス
カネにならない生成AIブーム/南海トラフはなぜ発令に至ったのか -
第295回
ビジネス
量子コンピューター、革命の歩み/グーグル卓球ロボの戦績は29戦13勝 -
第294回
ビジネス
数学で進化するAI/AIの訓練に使われたか判別するツール登場 -
第293回
ビジネス
ゴミから宝を掘り起こすスタートアップ/自然な会話ができるチャットGPT新機能 - この連載の一覧へ