アニメとゲームで学んでもいい。ちょまどさんと聞くエンジニア英語学習のポイント
「エンジニアのための英語講座 AI翻訳時代に必要な英語学習とは」レポート
よりハイレベルな英語を身につけるためには?
最後は、再びちょまど氏と田畑氏が登壇してパネルディスカッションを開催した。「今後よりハイレベルな英語力を身につけるには、どのような学習に取り組めば良いか」という質問について、ちょまど氏は「仕事で毎日何十通も英文のメールを受け取るが、わからない単語は一つずつ調べたりして地道に語彙を増やしていきたい」と話した。
田畑氏は「TOEICが900点を超えている人でも、リアルなコミュニケーションに苦戦している人はいる。どこまで英語力が上達しても、つまずくシーンは必ずあるため、ちょまどさんが話していた『Could you speak more slowly?』といったフレーズのように、コミュニケーションで困ったときの方策(コミュニケーションストラテジー)をあらかじめ用意しておくことも有効だと、最近注目されている」と話す。
また「モチベーションに頼らずに英語学習を続けていく方法」について、田畑氏は「モチベーションが上がらないと勉強できない人は多い。ちょまどさんのようにアニメ鑑賞が英語の学習につながるなど、日常生活に無理なく取り入れられる、モチベーションに左右されにくい仕組みをつくることが大切。また、電車に乗っているときなどスキマ時間には必ずアプリを開くといったように、その状況になったら自動的に学習するようにツールと一緒に整備しておくことも有効」と、継続するための秘訣をアドバイスした。
最後に本日のセミナーについて感想を求められたちょまど氏は、「本日は貴重な時間をいただきありがとうございました。仕事終わりの貴重な時間を英語のセミナーに充てる参加者の皆さんのモチベーションが素晴らしいと思います。英語ができると世界が広がると思うので、私も応援しています」と話した。
田畑氏は「エンジニアという職業自体にはそこまで詳しくないので、本日は詳しい経験談を伺えて勉強になりました。英語学習を続けていく上で、困ったことがあったら弊社の講師がアドバイスをするので、興味があればぜひ体験授業を受けてみてください」と話して、セミナーを締めくくった。
次回は「エンジニアのための英語講座」の第2弾として、9月13日(水)16:00〜17:30の日程で、「LINEとマネーフォワードに聞く開発組織への英語導入」をテーマにゲストを招いてセミナーを開催する。エンジニア個人の英語学習にフォーカスした本セミナーに続き、次回は企業の組織側の目線で英語学習の最新情報をディスカッションするので、そちらもぜひチェックしてほしい。