クルマ好き女子の矢田部明子です。今回はスズキのSUV「クロスビー」についてレポートします。クロスビーといえば、クリクリお目々&コロンとしたフォルムが愛らしいクロスオーバースタイルのSUV。ハスラーに似ているという声もチラホラありますが、1000ccのエンジンを搭載した普通車なのです。そんなクロスビーに2週間試乗してきたので、良かった点&悪かった点をお伝えいたします。購入をご検討されていらっしゃる方は、ぜひ参考にしてください!
スズキ「クロスビー」ってこんなクルマ
コンパクトSUVに、ワゴンという要素がプラスされた「クロスビー」。小さめのボディーを活かしつつ、スズキらしい工夫がたくさん施されています。実用的で快適な車内空間や、コンパクトで運転しやすいサイズ感など、日常使いにはピッタリな仕様になっているほかに、コンパクトSUVにありがちな“運転しやすいけど、後席や荷室は少し狭い”というネガを潰したクルマでもあります。それでは、さっそく詳細を見ていきましょ~。
スズキ「クロスビー HYBRID MZ(4WD)」の主なスペック | |
---|---|
サイズ | 全長3760×全幅1670×全高1705mm |
ホイールベース | 2435mm |
車重 | 1000kg |
エンジン | 1000cc 水冷直列3気筒ターボ |
最大出力 | 99PS(73kW)/5500rpm |
最大トルク | 150N・m(15.3kgf・m)/1700~4000rpm |
車両価格 | 224万5100円(税込) |
クロスビーのオススメポイント その1
見切りもよく、スムーズに走る走行性能
アイポイントが高いので遠くまで見渡せますが、フロントガラスの面積が小さいので、視界が狭く感じるのが少し残念でした。ただ、見切りは良くて運転しやすかったです。発進もスムーズ&軽やかに走ってくれるので、街乗りのみならず、高速道路でも大活躍でした。
パワフルでスポーティーな走りの「スポーツモード」、雪道走行用の「スノーモード」、ブレーキペダルを踏まなくても自動的にスピードを約7km/hに制御してくれる「ヒルディセントコントロール」、ぬかるみや滑りやすい路面で発進をサポートしてくれる「グリップコントロール」など、走行モードが多いのも魅力です。
クロスビーのオススメポイント その2
SUVならではの広々とした車内空間
小さくてコロンとした見た目とは裏腹に、車内は広々しているので過ごしやすくて◎。なのですが……、私にはシートが柔らかすぎて、長時間運転すると腰が痛くなりました。
クロスビーのオススメポイント その3
無駄な収納がない必要最低限の使い勝手
むやみやたらと収納をつけるのではなく、あったらいいな、というところに収納が用意されています。
後席収納の大きな特徴は、ドリンクホルダーが8個もあることです。それが悪いというわけではなく、こんなに飲み物を飲む人はいるのだろうか? と、疑問に思いました(笑)。
この連載の記事
-
第500回
自動車
612馬力の超弩級SUV「Mercedes-AMG GLE63 S 4MATIC+」はクルマのジキルとハイドだ! -
第499回
自動車
BMWが誇る最上位SUV「XMレーベル」は手に余る性能のスーパーSUVだった -
第498回
自動車
ルノースポール最後の「メガーヌR.S.ウルティム」の魅力をシビック TYPE-Rと徹底比較 -
第497回
自動車
Hondaの「N-BOX JOY」はコダワリの詰まった内装と使い勝手が良くてドライブが楽しくなる -
第496回
自動車
Hondaの「N-BOX JOY」はアクティブにアウトドアを楽しむための人のための軽自動車 -
第495回
自動車
電気があれば何でもできる! 電動ポルシェ「パナメーラ」と「タイカン」の個性の違いを解説 -
第494回
自動車
芸能人御用達のゲレンデがEVに! メルセデス「Gクラス」の実力をオフロードで検証! -
第493回
自動車
アウトドアテイストのスズキ「スペーシアギア」は、ジムニー顔で車内の開放感がキモチイイ! -
第492回
自動車
食わず嫌いは良くない! シボレー「カマロ」は左ハンドルで古さを感じるも良質なFRクーペだった -
第491回
自動車
ボルボの電動SUV「EX30」は価格と性能のバランス良し! 乗って実感したオススメポイント5つ -
第489回
自動車
サーキット向けのアルピーヌ「A110S」はフランスらしいデザインと上質さで街乗りも楽しい - この連載の一覧へ