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セーフィー、プラットフォーム化を狙うエッジAIカメラ「Safie One」発表

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 パネルディスカッションでは、セーフィー 執行役員 マーケティング本部長の小室秀明氏が、株式会社ベルク 取締役 システム改革部長の原田裕幸氏と同社 デジタル推進室 次長の島澤豊氏を迎えて、スーパーマーケット「ベルク」の店舗で実施した実証実験について紹介した。

 小室氏はまず、セーフィーが8月2日に発表した、スーパーマーケットの買い物客600名と従業員300名に対するアンケート調査の結果を発表。アンケートによると、買い物客が感じるストレスや不満は、主に「混雑」「欠品・品ぞろえ」だったことを指摘。また、買い物客と従業員の双方に「混雑している場所」を聞いたところ、どちらの結果でも「惣菜・弁当コーナー」がトップ3に入っていたという。

セーフィー株式会社 執行役員 マーケティング本部長 小室秀明氏

 こうしたデータから惣菜・弁当コーナーに課題が内包されていると捉え、実証実験を実施した。実験では弁当・総菜コーナーを俯瞰できる場所に「Safie One」を設置し、映像とAIによる「立ち入りカウント」という機能を使って、4分割したエリアのそれぞれの滞留数・通過人数・滞留率を計測し、買い物客の立ち寄りが一番高いエリアを明らかにした。

 株式会社ベルク 取締役 システム改革部長の原田氏は、今回の実証実験について「お弁当エリアをはじめ、今後の販売力向上につながるヒントが見えた一歩と捉えています。なかでも滞留率の変化など、映像とともにAI計測による具体的な数値を、これまで差異が生じていた各店舗へ提示し、店舗共通の視点が生まれることで、販売力の更なる向上につながると考えています」とし、今後に向け、カメラも利用してイノベーションを起こし、より生産性が高く、よりお客様に愛されるスーパーマーケットにしたいとの抱負を語った。

株式会社ベルク 取締役 システム改革部長 原田裕幸氏(右)、株式会社ベルク デジタル推進室 次長 島澤豊氏(左)

 トークセッションでは、お笑いコンビのカミナリ(竹内まなぶさん、石田たくみさん)がゲストとして登壇。実家がスーパーマーケットを経営しているという竹内さんが「Safie One」を使って遠隔からの店舗経営を疑似体験した。

 カミナリのふたりは「映像がきれい」とびっくり。竹内さんは「外から映像を確認できるうえに、防犯カメラ以上の機能があるのが魅力的。休みなしで働いている両親に『Safie One』を紹介したい。旅先からでも店舗の様子を確認できるから、旅行に行ってもらって休んでもらいたい。親孝行したい」と話した。実家が農家を営んでいるという石田さんも「農家さんでも野菜の無人販売などをやっている方もいますし、スーパーマーケットというだけでなく、幅広く使うことのできるカメラだと思った」と、「Safie One」の可能性に期待を膨らませた。

写真左から、カミナリの竹内まなぶさん、石田たくみさん、セーフィー株式会社 代表取締役社長 CEO 佐渡島隆平氏

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