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【実機レビュー】音質・ノイキャン・多機能。Google Pixel Buds Proはどれを取っても「一級品」

2022年07月29日 02時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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リアルタイム翻訳や2台デバイスの切り換えもスムーズ

 Google翻訳アプリと連携する「リアルタイム翻訳」機能はとても優秀です。Android 6.0以降を搭載するスマホなら単体で利用できる機能ですが、高性能なマイクを内蔵するPixel Budsシリーズのイヤホンを介しても、翻訳処理のレスポンスは落ちません。むしろ騒がしい場所でも、イヤホンのマイクが音声コマンドを正確にピックアップしくれるので、「AIによる通訳」の使い勝手が安定します。Pixel Budsシリーズによるリアルタイム翻訳の活用術については、以前にこちらのレポートで詳しく紹介しているので参照しながら試してみてください。

 Pixel Buds Proによる音声通話のクリアな品質は圧巻でした。イヤホンに内蔵する3基のビームフォーミングマイクと、AIによる機械学習処理をかけあわせて、ユーザーの声と環境ノイズがきれいに選り分けられます。Pixel 6aのマイク単体の場合と、Pixel Buds Proのマイクを使った場合にノイズの聞こえ方が段違いに証明として、サンプル音源を用意してみたのでぜひ比べてください。

Google Pixel 6aの内蔵マイクで収録。近くにある除湿機の「ブーン」と低くうなる動作音が聞こえてしまいます

 

Google Pixel Buds Proの内蔵マイクで収録。ビームフォーミングマイクとAI解析により不要な環境音を除去。話し声だけをクリアにピックアップします

 デバイスの詳細設定から「マルチポイント」をオンにすると、Pixel Buds Proを同時に2台のBluetooth機器に接続して、再生中のメディアをスムーズに切り換えながら楽しむこともできます。2台のデバイスの組み合わせは、PixelスマホとiPhoneなど異種OS混合の場合でも大丈夫。最初のデバイスでメディアを停止してから、2台目のデバイスでコンテンツを再生すると自動的に切り替わります。

マルチポイント設定をオンにすると、2台の機器間でイヤホンリスニングをスムーズに切り換えられます

 同じくデバイスの詳細設定から「音声の切り換えを使用」をオンにしておけば、Pixel Buds Proをペアリングしている2台の機器のうち、片方に着信があると自動でイヤホンを切り換えて、ハンズフリー通話に移行できます。

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