メタバース「MEs」開発のO株式会社、150万ドルの資金調達
O株式会社
23歳の日米スタートアップ。アイデア創発、クリエイション支援「MEs」を今夏リリース
O株式会社(読み:オー、本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:a春、以下「当社」)は、Dawn Capitalをリードインベスターとする第三者割当増資により、総額150万ドルの資金調達を実施したことを発表いたします。メタバース上でアーティスト同士が繋がり、アイデアを創発しながらクリエイションできる「MEs(ミーズ)」を2022年夏より順次リリースしてまいります。
O株式会社は、メタバース上でクリエイター同士が繋がり、アイデアを創発しながらクリエイションできる「MEs(ミーズ)」を開発する日米スタートアップです。2022年夏に第一弾となる3Dファイルシステム「MEsパーソナルナレッジ コレクション」を、2022年冬に第二弾となるメタバース空間上のサービス「MEsマルチプレイヤーワールド」のリリースを予定しております。今回の資金調達を受け、今後はエンジニアをはじめとした人材採用を積極的に行い、プロダクト開発を加速してまいります。
■「MEs」トレーラー
■「MEs」コンセプトストーリー
アーティスト、クリエイターたちの頭の中には、とても豊かな世界が広がっています。
そこでは自身の中にある好奇心を大切にしながら、世界をありのままに受け止め、そこで得たインスピレーションを創作へと結びつけていきます。私たちはデジタル上での制作環境において、クリエイターたちの溢れる創造性を伸ばすことができると信じています。
「MEs」の空間の中では、自分や他者の多種多様なアイデアに囲まれ、思考することができます。さまざまなありのままのアイデアたちに触れることで、自分のアイデアを大切に育てていくことができます。
「MEs」は、創造性を自由に発揮することができる空間を提供します。そこでは、クリエイターの作品たちと触れ合うことができ、私たち自身も「MEs」空間上を自由に彩り、創造性を発揮していくことができるでしょう。
誰もが創造性を存分に発揮し、アイデアを育てていける空間。
それが「MEs」です。
■「MEs」の特徴
「MEs」は、クリエイター、アーティスト同士が繋がり、アイデアを創発しながらクリエイションできるメタバースです。「MEs」に集う人たちは3D空間の中を自由に冒険しながら、アーティストによって作られた神秘的な作品と出会うことができます。ひらめき、アイデアの種を「MEs」の空間に彩りながら、創造性を育んでいくことができます。
さまざまなアイデアに囲まれ、考えをめぐらすことができます。思考のプロセスも視覚化され、今までにない閃きを起こす可能性を高めます。
創造の結果だけではなく、プロセスも大切に守ります。発想の種を失わずに育て、より良く進化させることができます。
新進気鋭な作品やアーティストたちと出会って繋がりつつ、自身の内面に静かに向き合う時間も大切にすることができます。
今後、「MEs」は2つのサービスを順次提供してまいります。
1. 「MEsパーソナルナレッジコレクション」(2022年夏リリース予定)
「MEsパーソナルナレッジコレクション」は、思考の過程を自由に保存できる3Dファイルシステムです。データフォーマットやプラットフォームに制限されず、自由にファイルをアップロードすることができ、クリエイションプロセスを視覚化できるようになります。さらに、時系列に遡る機能を使って、過去のアイデアや思考を呼び起こすことができます。
2. 「MEsマルチプレイヤーワールド」(2022年冬リリース予定)
「MEsマルチプレイヤーワールド」で、クリエイターやアーティスト同士が繋がり、交流できるメタバースです。自身のワールドで作品を自由に展示ができると同時に、別のプレイヤーのメタバースを探検しながら、多様な創造性に触れ、クリエイションのためのアイデアを育てることができます。
■ O株式会社 代表取締役CEO a春コメント
クリエイティブプロセスは、自分の内面を見つめるような行為だと思っています。連続的な思考や流動的な思考を重ね、自分自身とも無限の対話を繰り返すと、時として自分の中の他者性のようなものに出逢うことがあります。それが素敵なアイデアにつながっていくという自らの原体験を大切にしながらMEsを育てていきたいのです。
MEsは儚さと遊び心を尊敬し築かれてゆく場所となることを目指しています。人々の記憶や思考の過程が、現れては消え、また現れたりする。美しく儚い記憶や思考を視覚化することも届けていきます。それらは、新しい感覚や知覚を生み出す体験につながっていくでしょう。インターフェースは、現実とインタラクトしていく心のこもったものとして今までにないものを創造していきます。世界中のデジタル環境が拡大と進化を続ける時代だからこそ、自分自身を見失わせず、批評的な思考力を培い、逞しい創造力を育む、最高にクリエイティブな場所になって欲しいと強く願っています。
Oに集まる才能たち。それぞれの世界を抜け出し、さらなる未知なる世界を目指してきたニューヒューマンたちが、Oに集まりMEsを生み出しています。MEsをとおして、みなさんとも、仲間たちとも、心と心が溶けあう全く新しい創造的コミュニケーションが無限に生まれていくことがとても楽しみでしかたありません。
■ Dawn Capital Director 山崎大世氏コメント
DXやAIなどデジタル技術の進化により、ビジネスや生活は驚くほど効率化しています。デジタルが効率性を高めるツールとして発展してきた一方で、0→1の発見をもたらすクリエイティブな活動は、リアルの世界での五感や身体的な活動を重視して行われてきました。しかし、本来デジタル技術は創造力を自由に発揮できる場であり、デジタルとリアルの融合が今後不可欠になると考えられます。
MEsはリアルな空間では想像し得なかったクリエイティブの醸成をデジタル上で可能にし、自身の思考を最終的なアウトプットだけでなく、プロセスまでシェアできる理想的なツールです。MEsの構想をはじめて聞いた時、人々がリアルとデジタルの空間を行き来し、双方のクリエイティビティをらせん状のように成長させ、人間が持つ創造性そのものをより高めるためのツールになると強く確信しました。
Day1からグローバルで勝負できる若く才能豊かな経営陣が、Oという組織を大きく成長させ、MEsの感動を多くの人に届ける日は、きっと驚くほどのスピードで実現するはずです。その成長の日々をDawn Capitalも応援してまいります。
■ アドバイザー脇田玲氏のコメント
思考と創作は、道具と身体に大きな影響をうけます。コンピュータという道具は我々を物理的な制約から解放し、自由な創造の翼を与えてくれます。一方で、デジタル環境の多くはいまだに古色蒼然とした机と紙とペンのメタファーに縛られています。
仮想の世界では、空を飛びながら楽器を演奏することも、人の頭の中に入り込むことも、肉眼では見えないものを見ることもできます。それらは単なる娯楽的なゲームの拡張と捉えるべきではなく、むしろ、思考や発想、ものづくり、コミュニケーションなどの人間の精神活動の進化と捉えるべきです。メタバースとは新たな知的生産のツールである。MEsのコンセプトに触れて、私はそのように考えるようになりました。
思えば、アラン・ケイが1970年代にデスクトップメタファを考案してから50年が経過しようとしています。そろそろ新しい「思考と創作の型」をコンピュータに導入してもよいのではないでしょうか。しなやかな感性をもったO株式会社のメンバーを今後も応援するとともに、MEsのローンチに向けて微力ながらアドバイスを続けてまいります。
■ O株式会社 概要
「MEs」プロダクトの開発を進めるO株式会社は、ロードアイランド・スクール・オブ・デザインの学生2人によって立ち上げられた日米スタートアップです。クリエイター・アーティストとしてのバックグラウンド を持つ代表のa春をはじめ、アート、デザイン、エンジニア、ファインナンス等、様々なバックグラウンドを持つメンバーが集結しています。アートやデザイン分野の最前線で活躍されている方との繋がりが深いのもOの魅力のひとつで、日本のクリエイティブフェスティバルAnyTokyo創設者の田中雅人氏や慶應SFC教授の脇田玲氏らがアドバイザーを務めています。
会社名:O株式会社
所在地:東京都渋谷区
設立:2021年9月
代表者:代表取締役CEO a春
事業内容:アイデアファブリケーションツール「MEs」の開発
MEsパーソナルナレッジ コレクション(2022年夏リリース予定)
MEsマルチプレイヤーワールド(2022年冬リリース予定)
公式ページ: https://o-me.io/