グリッドと四国電力、AIを活用した電力需給計画立案システムの運用を7月より開始
グリッドと四国電力は6月23日、AIを活用した電力需給計画立案システムを開発したことを発表した。7月より運用を開始する。
電力需給計画の立案においては、電力需要や卸電力市場価格、再生可能エネルギーの発電量など各種データの変動に対する影響を適切に評価することが不可欠であり、電力取引を巡る新たな市場が導入されたことなどから策定作業はより複雑化・高度化しているという。
こうした課題の解決のため、四国電力の需給運用に関するノウハウと、グリッドのエネルギー分野に特化したデジタルツイン・AI最適化開発プラットフォーム「ReNomPower(リノームパワー)」を組み合わせ、AIによる電力需給計画の最適化・自動化に向けた開発を進めていた。
実際の需給状況を反映した試運用において十分な効果が得られることが確認されたことから、7月より運用を開始するという。また、今後も新たな知見を取り込みながらシステムを進化させ、さらなる電力需給運用の効率化に取り組んでいくとしている。