暗号資産で「お金配り」、 45万人の生体データ集めた ワールドコインの残念な実態

Yコンビネーターのサム・アルトマンが共同創業者に名を連ね、シリコンバレーのベンチャー・キャピタルが出資する「ワールドコイン」は、富の再配分を謳い、暗号通貨と引き換えに途上国でおよそ45万人分の生体認証データを集めている。だがその実態はお粗末なものだ。
12カ月後でも3分の1に症状残る、慶應大が新型コロナで大規模調査

慶應義塾大学の研究チームは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の1000例規模の症例を対象とする多施設共同調査研究を実施。診断12カ月後でも約3分の1の人に一つ以上の症状が残存することがわかった。
米国版編集長がNFT購入で遭遇した奇妙な体験

最新記事では、目まぐるしく変化するデジタルマネーの世界について、知っておくべきことを詳述している。米国版編集長であるマット・ホーナンも後学のためにNFTを購入しようとしたが、思いがけない出費となってしまった。
エネルギー密度2倍へ、EV用全固体電池ベンチャーがパイロット生産

米国のスタートアップ企業「ソリッド・パワー」は、全固体電池のパイロット生産ラインを立ち上げた。実現すれば、エネルギー密度を倍近くまで高めることができ、電気自動車の航続距離を大幅に伸ばせる可能性があるという。
細胞へのストレスによるがん発生の仕組み、東大などが解明

東京大学とマサチューセッツ総合病院の国際共同研究チームは、細胞に紫外線や低温刺激などのストレスを与えると、タンパク質とRNAからなる「凝集体(かたまり)」が細胞内にでき、タンパク質の設計図に異常が生じやすくなることを明らかにした。異常な設計図から作られたタンパク質はがんを発生・進展させることが知られており、同チームが今回発見した現象は、細胞にかかるストレスが、がんを発生させるメカニズムの一つであると考えられる。
肝臓を最長12日間体外保存、移植タイムリミットを大幅延長

ドナーから提供された肝臓の保存期間を、現在の数時間から数日間に延ばせる最新の研究成果が発表された。移植に利用可能な肝臓を大幅に増やせる可能性がある。
米「反中絶」団体のハイテク監視、最高裁判決で過激化のリスク

妊娠中絶の権利を認めた米国最高裁の判断が覆される可能性が明らかとなり、波紋を呼んでいる。中絶反対派の活動家たちは、中絶を受け入れるクリニックの駐車場の入口に陣取り、やって来る自動車のナンバー・プレートを撮影しており、こうした活動がますます過激化する恐れがある。
聴くMITTR:「量子コンピューター」開発競争への期待と懸念

今週のオーディオ・ムック(β)は、量子コンピューター開発の最新動向を伝える記事2本と、著名物理学者が展開する誇大広告批判についても紹介する。

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