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コンカー、コロナ収束後を見据えて「ハイブリッドワーク」を導入。ワークライフバランスが向上

2022年05月28日 18時30分更新

文● ASCII

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コンカー、出社・在宅勤務を自由に選択できる「ハイブリッドワーク」を導入

 コンカーは5月27日、現在実施しているハイブリッドワークについて、全社員を対象としたアンケートの調査結果を発表した。

 本調査は、4月26日~5月9日の期間にインターネットで同社社員162名を対象に実施したもの。

オフィスへの出社を選ぶ理由は「コミュニケーション」
在宅勤務を選ぶ理由は「通勤時間の削減」

 コンカーでは、2020年2月からリモートワークを開始し、新型コロナの感染状況が一定の落ち着きを見せていることから、現在はオフィス出社と在宅勤務どちらかを社員が自由に選択できる「ハイブリッドワーク」を導入している。今後、新型コロナが収束したとしても社員のオフィス出社・在宅勤務の選択の自由を認める方針。また、一定の条件を満たせば長期のワーケーションおよび移住も認める「Work from Anywhere」(WFA)制度も2020年12月に導入した。

 オフィス出社、在宅勤務を選ぶそれぞれ一番大きな理由を聞いたところ、オフィス出社を選ぶ理由は「上司、部下、同僚とのコミュニケーションのため(50%)」、「オフィスでしかできない業務のため(20%)」、在宅勤務を選ぶ理由は「通勤時間の節約のため(59%)」、「集中できるから(16%)」という結果になった。在宅勤務では通勤時間がなくなることでより時間を有効に使える反面、コミュニケーションに際しては対面を希望する人が多いことが伺えるという。

オフィス出社、在宅勤務を選ぶ一番大きな理由はなんですか。

ハイブリッドワークについて100%が「良いと思う」と回答
ワークライフバランスも向上

 ハイブリッドワークについての評価を聞いたところ、「とても良いと思う(90%)」、「良いと思う(10%)」と、すべての回答者が肯定的にとらえていた。また、ハイブリッドワークになったことでのワークライフバランスの変化についても、およそ6割の社員が仕事とプライベートのバランスがより良くなったと回答している。

ハイブリッドワークについての評価

モチベーション、生産性、スキルが「上がった」が全て昨年比増

 在宅勤務がメインだった昨年と比較して、モチベーション、生産性、スキルそれぞれについての変化について聞いたところ、モチベーションが「上がった」社員が43%と、昨年と比べて+16ポイント増えた。

 また、生産性とスキルも、「上がった」と回答した社員がそれぞれ69%(昨年比+6ポイント)、70%(昨年比+23ポイント)と、ハイブリッドワークの環境下でスキルと生産性を向上させた社員が多いという結果になった。

1年前と比べて、モチベーション、生産性、自身のスキルはどのように変わりましたか?

業務上、孤独を感じるかについて「変わらない」と回答した人は84%

 ハイブリッドワーク導入後の心身の健康について聞いたところ、体調の変化については「良くなった(31%)」「変わらない(64%)」「悪くなった(6%)」、精神面でのストレスの変化については「減った(28%)」「変わらない(65%)」「増えた(7%)」 という結果になった。また、業務上で孤独を感じるかについても質問したところ、84%の人が「以前と変わらない」と回答。

 関連するフリーコメントについては、「気分転換や同僚と会って会話したいと思った際にオフィスという選択肢もあるのは社員の心のバランスとして非常に良い環境になっている。」「仕事上の必要性だけでなく気分転換に出社もできるのは精神的にも助かる。」といった、ハイブリッドワークを上手く活用し、出社を気分転換に利用しているコメントや、「WFAを利用することで長期間の帰省ができ、家族に会えるので親孝行にもなり有難い。たまに出社すると、人と会えて会話ができて楽しいので、そういう気分転換もできるのがハイブリッドの良さだと思う。」とWork from Anywhere制度と組み合わせながら、心身の健康を維持しているコメントも見られたという。

ハイブリッドワーク導入後の心身の健康について

社員のモチベーションと生産性向上を支えるコンカーの取り組み

 コンカーでは、リモートワークに続くハイブリッドワークでも様々なる施策を実施し、社員のモチベーションや生産性の維持向上を実現しているという。

 短期ワーケーション、長期ワーケーション、遠隔地への移住など、オフィスや自宅以外での就業環境を選ぶことができるWork From Anywhere制度を導入。パートナーの里帰り出産への同行、介護のための帰省、ホテルやリゾート地での就業といった利用実績があるという。

 職種ごとに求められるスキルに応じた多様な研修を用意。研修内容は社員の要望や社会情勢の変化を考慮して毎年アップデートしている。また、その他業務に関連するスキルを磨きたいという社員には年間の上限10万円までの教育給付金制度を実施し、社員のリスキリングと「学ぶ意欲」を後押ししている。

 さらに、リモートワークが原因で起こるミスコミュニケーションやすれ違いを防ぎ、スムーズに業務を行なうため、リモートワーク下でのルールやマナーのイラストを社員が作成、社内周知している。

(例)さくっと電話ルール編
・ためらわず電話
・「出られません」は遠慮なく
・コールバック不要

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