GPU格差が縮まったRyzen 5 4500
同様にRyzen 5 4500環境で同様の結果を見ていこう。
Ryzen 5 5500よりもさらにGPUの格差が小さくなっている。つまりCPUのボトルネックがより強く出るようになった結果、上位GPUほど性能が発揮できなくなってたことを示している。Rainbow Six SiegeならまだRadeon RX 6400でも高フレームレートが出せるが、ELDEN RINGではさらに平均フレームレートが落ち込み、操作に若干違和感が出てくる。
Ryzen 3 4100では差がさらに小さくなる
最後にRyzen 3 4100環境での結果を見てみよう。
Ryzen 3 4100になるとさらにフレームレートが下がるが、特にELDEN RINGでの落ち込みがより激しくなり、RX 6500 XTや6400では移動しているだけで半テンポ反応が遅れる感じになる。
ここまでのグラフのデータを表にしたものも掲載しておこう。部分部分を見ると下位Ryzenの結果が上位より若干高いフレームレートを出している部分もある(Apex LegendsとELDEN RING)が、これは前述の通り手動計測ゆえの誤差が入っているためだ。
だが全体傾向としては同じゲームでは下位Ryzenになるほどフレームレートが下がる傾向が見えてくる。
本稿では廉価版RyzenとRadeonの組み合わせについて検証した。Ryzen 7 5700Xのようなミドル以上のCPUであれば、Radeon RX 6500 XTや6400でも負荷の高くないゲームであれば、 ある程度支障なくプレイできるのが確認できた。
この結果踏まえて、たまにゲームをする程度のライトゲーマーはCPUにコストをかけて、どの程度までGPUのコストを下げることができるのか目安になると思う。また、ゲーミングの性能を確保したい場合は、Ryzen 5 5500以上にした方がGPUの性能を活かすことができると思う。ぜひ参考にしていていただきたい。
(提供:日本AMD)

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