ライアットゲームズは4月25日、同社のタクティカルFPS『VALORANT』の新エージェント「フェイド」を発表した。ロール(役割)は、味方のサポートに特化した「イニシエーター」。フェイドは、4月27日に開始予定の「Episode 4:Act3」にて実装される。
今回、インフルエンサーならびにメディア向けの先行体験会に参加し、配信前のフェイドを一足先に体験できた。本記事では、フェイドのアビリティーなどを紹介する。
心の奥底に眠る恐怖を掘り起こす、脅威の存在
フェイドはトルコ出身のエージェントで、悪夢の力を解き放って索敵し、そして絶望的な闇をもたらす。開発者のインタビューによると、フェイドは索敵を得意とするエージェント「ソーヴァ」のライバルとして開発されたという。
フェイドのアビリティーは、「ホウント(E)」「シーズ(Q)」「プラウラー(C)」「ナイトフォール(X)」。通常のアビリティーはホウント、シーズ、プラウラーで、アルティメット(わかりやすくいうと必殺技)のアビリティーはナイトフォールだ。
ホウントは、奇怪なウォッチャーを呼び出すアビリティー。最初はオーブの状態だが、投げたオーブが地面に当たるとウォッチャーに変身し、視界に入った敵の位置を特定する。それと同時に、特定した敵へと続く痕跡(テラートレイル)が地面に表示され、追跡しやすくなる。なお、ウォッチャーの頭を数発撃つと破壊できる。
シーズは、周囲の敵を拘束する"ゾーン"を作り出すアビリティー。投げたオーブが地面に落下すると円形のゾーンが発生し、ゾーン内にいる敵を拘束する。拘束された敵は円の外へ出ることができず、時間が経つまで耐えるほかない。そのうえ、拘束中は体力が下がる「衰弱」のデバフがかかってしまう。発生源のオーブはゾーンの中心にあるが、これは破壊できない。
プラウラーは、視界に入ったすべての敵および痕跡(トレイル)を追跡するアビリティー。フェイドが放ったクリーチャーに接触すると視界が悪くなる。通常の発射では前方へまっすぐ送り出すだけだが、発射キーを長押しするとクロスヘアの方へ方向転換が可能。ホウントと同様、こちらも破壊ができる。
ナイトフォールは、悪夢エネルギーの波を放つアビリティーだ。敵の位置を特定する痕跡を残すほか、敵の聴覚を奪って衰弱の効果をもたらす。この波は壁を貫通するため、遮蔽物に隠れながら発動できる。波の範囲は広く、狭いエリアでナイトフォールを発動されたら回避はほぼ不可能といっていいだろう。
以上がフェイドのアビリティーだ。実際にフェイドを使ってみて、彼女は「脅威の存在」であると感じた。索敵、拘束、視界悪化、衰弱といったキーワードを聞くだけで恐怖が芽生えてしまう。まさに悪夢というべきか。どのアビリティーも強力で、使い方次第では不利な戦況を覆す救世主になりうるだろう。
アビリティーの発動はそこまで難しくないうえに、味方に迷惑をかけずに済む(フラッシュで味方の目をつぶす、誤って味方にダメージを与えてしまうなど……)ので、VALORANT初心者にオススメできそうだ。
Episode 4:Act3に導入される新バトルパススキン、新武器スキンセットにも注目してほしい。VALORANTライフに彩りをもたらすものばかりなので、お財布に余裕があったら購入を検討してみてはいかがだろうか。
【ゲーム情報】
タイトル:VALORANT(ヴァロラント)
ジャンル:タクティカルシューター
配信:ライアットゲームズ
プラットフォーム:PC
配信日:配信中(2020年6月2日)
価格:基本プレイ無料
© 2022 Riot Games, Inc. Riot Games, VALORANT,and any associated logos are trademarks, service marks, and/or registered trademarks of Riot Games, Inc.
ASCII.jpの最新情報を購読しよう