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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第343回

山根博士のグロスマレビュー

ハッセルブラッドカメラ搭載のハイエンドフォン「OnePlus 10 Pro」を試す

2022年04月04日 12時00分更新

文● 山根康宏 編集●ASCII

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ハッセルブラッドのカメラの実力は?

 メインのカメラ3つの組み合わせはOnePlus 9 Proと同等だが、OnePlus 10 Proは4800万画素カメラのセンサーがソニーIMX789にバージョンアップされている。動画は8Kにも対応。カメラ部分の台座左側には控えめに「HASSELBLAD」のロゴが表記されており、同社の撮影ノウハウを十分に引き継いだ。3つのカメラはいずれもハッセルブラッドのナチュラルカラーキャリブレーションにより10bitフルカラーで撮影が可能だ。

HASSELBLADロゴが見えるカメラの台座

 カメラのUIはわかりやすい。モードは「夜景」「動画」「写真」「ポートレート」「その他」。写真は通常1200万画素相当で撮影される。画面上「HIGH」アイコンのタップで等倍は1200万画素と4800万画素、超広角は1200万画素と5000万画素をワンタッチで切り替える。また画面内を上から下にスワイプすると簡易設定メニューが現れる。

写真モードのUI。高画質切り替えやサイズ変更もワンタッチ

 望遠はデジタル30倍までに対応するが、15倍以上ではプレビュー画面内の右上に全体部分が表示されるため、高倍率でどのエリアを狙って撮影しているかがわかるようになっている。

15倍以上は全体がプレビュー内に表示される

 動画も同様に画質変更などはワンタッチで設定を変更できる。8Kは24fpsまで、4Kなら120fpsまでに対応。また手振れ補正をオンにすると、自動的に1080p/60fpsに切り替わる。

動画モードのUI

 以下はOneplus 10 Proのカメラ作例だ。

画角の比較。0.6倍(4080×3060ドット)

画角の比較。等倍(4000×3008ドット)

高画質(4800万画素)1.0倍(8000×6016ドット)

画角の比較。3.3倍(3264×2448ドット)

画角の比較。30倍(3264×2448ドット)

ボケの比較。ポートレート、F16(4000×3008ドット)

ボケの比較。ポートレート、F1.4(4000×3008ドット)

夜景モード撮影。0.6倍(4000×3008ドット)

夜景モード撮影。等倍(4000×3008ドット)

マクロは搭載しておらず、近距離撮影は7cm程度まで寄れる(4000×3008ドット)

屋外で同様に近距離撮影(4000×3008ドット)

その他にある150度撮影。魚眼撮影もある(150度撮影でリサイズ済)

街中でスナップ撮影(等倍、4000×3008ドット)

街中でスナップ撮影(等倍、4000×3008ドット)

街中でスナップ撮影(等倍、4000×3008ドット)

【まとめ】ハッセルブラッド製品を感じさせる
高品質なカメラフォン

 ハッセルブラッド監修の高画質カメラを搭載するだけではなく、色表現にも優れたディスプレーを搭載したOnePlus 10 Pro。本体はマットブラックながらきらびやかでもあり、落ち着きの中にも高級感を味わえる独特の仕上げとなっている。それはまるでハッセルブラッドの製品のようでもあり、ハイエンドスマホに特化してきたOnePlusならではの完成された製品と感じられた。OnePlusは今後OPPOの一ブランドとして展開される予定だが、OnePlus 10 Proは両者の最上位モデルに位置する製品と言えそうだ。

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