Blickfeld社 新型屋外向けLiDARセンサーの販売を開始します
NEXVISION
新型の屋外向けLiDARが悪環境条件下でもセンサーネットワークの拡張を可能に
世界各地のスタートアップと日本企業の連携を支援するネクスビジョンテクノロジーズ株式会社(本社所在地:東京都文京区)とBlickfeld GmbH(本社所在地:ドイツ、ミュンヘン市)は、IP65等級の新型屋外向けLiDARの販売を開始します。
Blickfeld社のCube 1 Outdoor LiDARセンサーはIP65に準拠し、あらゆる方向からの塵埃・噴流水の侵入に対して保護されています。Power-over-Ethernet技術により設置とメンテナンスが簡単になり、必要なアクセサリー数が減るため包括的LiDARシステムの複雑さが軽減されます。
ミュンヘンを拠点とするLiDARハードウェアおよびソフトウェアソリューションのメーカーであるBlickfeld社は、屋外での使用を想定したCube 1 Outdoor LiDARセンサーを発表しました。この新型センサーは、体積測定や人数カウント、セキュリティ用途など多数のプロジェクトで成功を納めているCube 1モデルをベースにしています。Cube 1 Outdoorは保護等級IP65に準拠した防塵・防水設計となっており、電源はデータ回線と同じケーブル、いわゆるイーサネットケーブルで供給されるという特別な仕様になっています。PoE(Power-over-Ethernet)技術は外部接続やアクセサリーが少なく、センサーシステムの設置・操作・メンテナンスを大幅に簡素化できます。
IP65に準拠した防塵・防水保護性能
国際規格IP65(侵入保護)によって認証されているCube 1 Outdoorは、あらゆる方向からの塵埃や噴流水の侵入に対して保護されています。PoEプラグには密閉型コネクタを採用し、屋外での使用に最適化することで認証条件を満たしました。
Power-over-Ethernetによる簡単な設置
Blickfeld社のセンサーは低電力消費となっているため、電源及びデータ回線に標準のイーサネットケーブルを使用することが可能となっています。電力信号とデータ信号を分離するには、いわゆるPoEスプリッタが必要です。Cube 1 Outdoorにはこの機能が内蔵されているため、外付けのスプリッタは不要となります。イーサネットケーブルと内蔵スプリッタを使用することで、特別なケーブル・コネクタ・電源の必要性が大幅に削減されています。
外部アクセサリーを削減することで、埃や水からの保護およびケーブルの供給や設置および保守が必要となるアクセサリーが最小限に留められ、全体的な費用削減につながります。特に大規模なLiDARシステムでは、コストも応じて高くなります。Cube 1 Outdoor センサーを選択することで、数十から数百ものセンサーを備えたシステムの複雑さが緩和され、より迅速な設置が可能となります。
オペレーションに表れるその違い
LiDARセンサーのハードウェアとソフトウェアは環境センシングと認識における性能に加えて、使いやすさが企業にとって重要な検討事項となります。これは、コストと運用に大きな影響を与えるためです。Blickfeld社創業メンバーの一人であるFlorian Petit博士は、「設置が簡単でメンテナンスの手間がかからないことは、産業用途において特に重要となり、例えば会社の施設が高度なセキュリティ対策の下でのみ入ることができる場合や、メンテナンスが休憩中にのみ可能な場合はさらに重要度が高まる。設置が簡単で省メンテナンスのPoE技術のおかげで、防水かつ防塵のCube 1 Outdoorはこの点で大きなメリットをもたらし、多くのアプリケーション分野の開拓に繋がる。」と説明しています。
【ネクスビジョンテクノロジーズ株式会社について】
ネクスビジョンテクノロジーズ株式会社は、グローバルに展開する独自のネットワークにより世界各地で最先端の研究を行っているスタートアップと連携し、日本の大企業のオープンイノベーションを支援することにより、日本社会の技術の革新を支援する会社です。グローバルに有するネットワークを活かし、最先端技術を有する世界各地のスタートアップと日本企業の連携を支援するとともに、世界各地のスタートアップの技術を活用したアルゴリズム・プロダクト開発をしています。
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