PS5でゲーミングデバイス! ゲーミングヘッドセット「XPG PRECOG」でゲームの臨場感をグッと高めるワザ
PS5に差すだけでヘッドセットを自動認識
今回はPS5で実際に利用してみた。USB Type-C接続、付属の変換ケーブルを利用したUSB Type-A接続、アナログ接続接続、いずれも差すだけで認識され、すぐに利用可能になった。
ヘッドセットの設定は「設定」→「サウンド」のメニューからでき、USB接続では設定画面に「XPG Precog Gaming Headset」と名称も認識されて表示された。出力/入力機器の選択、マイクレベルの調整などが設定できる。
ただし、PS5のUSB接続ではリモコンのダイヤルを使っての音量調整ができない(アナログ接続やシステム設定での音量調整は可能)。マイクのノイズリダクションも試したところオンとオフで違いがわからず、残念ながら機能していないようだった。元々PC向けの製品だけに一部制限あるのは仕方がないところだろうか。
ユニークなのは、チャットの音声だけをヘッドセットに出力できることだ。ゲームのBGMや効果音などはTVから出力し、プレイヤー同士の会話だけをヘッドセットから出力できるので、ゲーム内の音声と被って聞き逃してしまうといったことを避けられる。これは便利に感じた。
臨場感最高の7.1chモード、FPSモードでは足音が明瞭に
ぜひPS5のFPSで実際に試してみてほしい
ゲームとしては、まず「JUDGE EYES:死神の遺言 Remastered」をプレイしてみたが、7.1chモードが一番良い印象だった。TVのスピーカーではあまり存在感がなかったゲームのBGMが明瞭になり、楽器の音色まで豊かに聞こえる。キャラクターのボイスもクリアに、街中の環境音などもリアリティーたっぷりに再現される。通りすがりのモブキャラの会話などもハッキリと内容が聞こえるようになった。
FPSモードでは街中の環境音などはグッと静かになり、人の足音だけが強調される印象だ。Musicモードはナチュラル。7.1chモードに比べるとメリハリが薄く地味に聞こえるが、文字どおり音楽を集中して聞くには向いていそうだ。
FPSモードが活用できそうなバトルロワイヤルゲームのPUBGでも試した。こちらも音の表現の傾向は共通だ。臨場感という意味では7.1chモードが最高。FPSモードにすると全体に静けさが増して、遠くの物音が繊細に聞こえるようになる。建物の上の階で待機している最中に下から階段を駆け上ってくるような音の聞き分けは明らかにしやすいと感じた。
ただ、低音の迫力は失われてしまうので、車やバイクが近づいてくる音などは7.1chのほうがわかりやすいかもしれない。手元のリモコンでリアルタイムに変えられるので、好みやコンテンツに応じて使い分けると良いだろう。
NetflixやHuluなどの動画サービスも利用できる。Huluの海外ドラマでも効果は抜群。やはり7.1chモードが一番良い印象で、BGMが良い音で聞こえるし、俳優の声もリアルに再現され、世界観に引き込まれて没入感が増した。
ゲームのみならず、音楽や動画を楽しんだり、テレワークでも
日常生活の様々な場面をグレードアップさせるハイエンドヘッドセット
今回、XPG PRECOG Gaming HeadsetをPS5で利用したが、ゲーム体験は間違いなくグレードアップする。デュアルドライバーによる音質の良さに加えて、7.1chモードやFPSモードの搭載、長時間のプレイでも疲れにくい装着感の良さも強調できる。
もちろん、XPG PRECOG Gaming Headsetが活躍するのはPS5のゲームだけではない。PCゲーム、音楽鑑賞、動画鑑賞、語学学習、在宅ワーク時のミーティングなど、活躍の幅は広い。派手過ぎないビジュアルでLEDも消灯できるので、ビジネスや学習で使っても浮いてしまうことはないだろう。
実売価格は約1万4000円。数千円で買えるヘッドセットとは音質、機能、装着感とも段違いだ。日常生活のさまざまな場面で活用でき、それぞれ体験の質をグレードアップさせてくれるだけに、これくらいの投資は損はないはずだ。