HISモバイルは、法人向けに災害対策用通信機器「ハザードトーク」の取り扱いを開始した。
ハザードトークは、4G/3G回線、Wi-Fiなどの各種データ回線を用いて端末間の通話が可能な災害対策用通信機器。キャリアのデータ通信は、大規模災害時に代表されるアクセスが極端に集中した状況でも回線交換方式の音声通話と比べると規制を受けにくい。さらに法人専用データ帯域を用意して、限定されたユーザーだけが使用することでいざというときの繋がりやすさで優れているとアピールしている。
通話以外にも災害対策機能がある。独自の緊急速報配信システム「DEWS」では通常のエリアメールよりも早く、詳細な災害情報をアラート音とともに受けられるほか、050または070/080/090番号を端末に割り振っての外線発信、現場写真・動画の共有機能などが用意されている。
端末は無線機タイプの「HT906M」、Androidスマホタイプの「M1」の2タイプが用意されている。月額料金はそれぞれ月1980円~、1GBで月2750円~。M1はサイズが約73.5×149.5×13mm、重量は約215g。5.7型ディスプレーや4000mAhバッテリーなどを搭載し、防水・防塵・耐衝撃やFMラジオにも対応する。またデュアルSIMにより、ドコモ以外にau/ソフトバンク回線にも対応しており、リスク分散も可能とする。その際の料金は別途見積もりとのこと。
なお、HISモバイルではハザードトークの取り扱い開始を記念して、成約した法人ユーザーに月額費用2ヵ月分(最大1万円)をHIS旅行券でキャッシュバックするキャンペーンも4月末まで展開している。