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FIXER cloud.config Tech Blog

社内に「Citizen Developer」が3人いれば、世界は変わります

2022年02月10日 11時00分更新

文● 中尾 公一/FIXER

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 本記事はFIXERが提供する「cloud.config Tech Blog」に掲載された「地域企業のDXは、ノーコード・ローコード開発で決まり!」を再編集したものです。

 みなさま、ご無沙汰しております。

 一昨年前のブログで書いた、ノーコード・ローコード開発で地域企業のDXをご支援する取組みが、いよいよ実を結び始めています。

 弊社は四日市に拠点を置き、市民のみなさんや地域企業の方々にDXのご支援を行なっています。

 今日は、その取組みのなかで地域企業の方々にお伝えしているメッセージや、実際に取組みをはじめた企業の方々の様子についてご紹介します。

DXって、すごいことをしなきゃいけないんですか?

 実際に地域の企業の方々とお話していると、そんな質問をいただきます。

 新聞や雑誌、書籍などでは、「DXで稼ぎ方を変革!」といったキラキラしたメッセージが大上段から発せられていますが、そんなこと、実際にやろうと思っても簡単にできるわけがありません。

 いきなり、お客様向けの新しいアプリサービスを開発し、売切り型からサブスクリプション型のビジネスモデルに脱皮しましょう、なんて言われても、それを実現するための企画、人材、技術、資金をそろえようとすると大変です。

 FIXERは、「身近なDXからはじめましょう。それでも十分な効果が得られます」とお伝えしています。 まず手を付けるべきは、既存の社内業務です。

既存の社内業務は、DXの宝の山

 先述の新聞や雑誌、書籍の整理でいくと、社内業務はDXの対象ではない、社内業務を自動化するだけであればただの「システム化」、英語的な表現だと「Digitization」なのだそうです。
(※アナログをデジタルに変えるだけならDigitization、デジタル化すると同時に業務プロセスも改善(BPR)するのがDigitalization、儲け方まで変革するのがDigital Transformationと言われています)

 そういった学問的な整理では、社内にはびこる紙ベースの事務をペーパーレス化したり、手入力の作業を自動化したりするだけではDXとは呼ばないのだそうです。

 しかし、地域企業の現場ではまったく異なる捉え方になります。

 非効率な作業を自動化し、一人分の稼働工数が浮いたとします。

 その浮いた工数で、バックオフィス部門からフロントの営業部門に人員をひとり配置転換できたとします。

 それが「稼ぐ」ことに与えるインパクトはとても大きいのです。

 地道な業務効率化が、売上に直結するリソースの強化につながる時点で、地域の企業にとっては大きな武器になるのです。

 これって、立派にDXしているといえるんじゃないでしょうか。

地域企業におけるDXのターゲット

 では、既存の社内業務のなかで、ノーコード・ローコード開発によるDXはどの部分に有効なのか。

 そのターゲットは、2つあります。

 ひとつは「システムとシステムの間に落ちるスキマ業務」、もうひとつは「オバケ化したエクセルとアクセス」です。

 多くの企業で、経理システムや勤怠管理システム、営業管理システムといった様々なシステムがすでに導入され、稼働しています。

 そのシステムが処理をカバーする業務は当然自動化されているのですが、システムAとシステムBの間に落ちている業務… このスキマが、紙ベースの事務や手入力による作業がはびこる温床となっています。

 そして、それらのスキマ業務を何とか自動化しようとしてこれまで活躍してきたのがエクセルです。

 過去に在籍した社員の方がエクセルのマクロを使い慣れていて、いくつかの作業を自動化してくれた、しかし業務内容も少しずつ変わってきているのでそれに合わせてマクロも改修する必要がある、でもいまはマクロを扱える社員がいないため、そのマクロが算出する数値をさらに手作業で修正して○○システムに値を手入力している… といった状況に直面している企業の方々、実は少なくないと考えています。

 さらに、社内の重要なデータを蓄積していくデータベースがアクセスのままになっており、あたかも基幹システムのようにアクセスが活躍しているケースもよく耳にします。

 ノーコード・ローコード開発ツールを活用したDXを進める際、まずはこれらの領域から手を付けることを強くお勧めしています。

Citizen Developerが3人いれば、世界は変わります

 ノーコード・ローコード開発のすごいところは、プログラミング経験のない社員の方でも、簡単なツールの操作を覚えればDX人材に生まれ変わってしまうところです。

 世の中では、こうした人材のことを「Citizen Developer」と呼んでいます。

 FIXERでは、Microsoftが提供するノーコード・ローコード開発ツール、Power Platformを活用しながら、企業のなかで一人でも多くのCitizen Developer(まずは3人!)を育成するためのトレーニングメニューをご提供しています。

 Power Platformがどんな風に使えるのか想像もつかないので、使い方を教えてもらいながら、まずはスモールスタートで試しに使い始めてみたいというお客様も多くいらっしゃいますので、そのようなお客様のために、2ヶ月集中のトレーニングメニューと各種ライセンスをセットにした「DXスモールスターターキット」をご用意しています。

 まだお問い合わせをいただいた企業様のみにご紹介している段階ですので、もしこのブログをご覧になり、興味を持っていただいた方はぜひ弊社にお問い合わせいただけますと幸いです。

中尾 公一/FIXER

こんにちは!FIXERが30人ぐらいのときにジョインしました^^
月に一本ぐらいのペースで記事アップできるようにがんばります☆

[転載元]
 地域企業のDXは、ノーコード・ローコード開発で決まり!

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