PC版の特徴も細かく紹介!

極上の映像環境で“ひと狩り”行こうぜ!PC版『モンスターハンターライズ』のプレイインプレッションを交えつつその魅力を紹介

2022年01月19日 21時17分更新

文● 松野将太 編集●ASCII

 ゲーム販売プラットフォーム「Steam」にて、2022年1月13日からPC版の販売が開始されたハンティングアクションゲーム『モンスターハンターライズ』。2021年春にNintendo Switchでリリースされた本作は、人気のシリーズ作品に新たな要素を加え、軽快かつスピード感のある操作感で人気を博している。

 2022年夏ごろには大型拡張コンテンツ「モンスターハンターライズ:サンブレイク」のSwitch版・PC版同時発売も控えており、この機会にあらためて注目を集めていると言っていいだろう。

 この記事ではそんな『モンスターハンターライズ』のPC版について、プレイインプレッションを交えつつその魅力をチェックしていく。

詳細な画質設定が可能に。高スペックPCなら4Kでなめらかな画面描画も

 『モンスターハンターライズ』PC版は先に発売されたSwitch版をベースにしており、基本的なゲーム内容はどちらも同じだ。

PC版には詳細な画質設定が追加。高解像度やフレームレートの設定を環境にあわせて適用できる

4K解像度でも使用グラフィックスメモリは6GBそこそこと、高解像度テクスチャを適用しても負荷はそれほど高くない。高画質設定の場合、ビジュアルはかなり美麗になる印象

 現時点のPC版は昨年11月に配信済みの「更新データVer.3.6.1」までの内容を含んだ状態で発売されており、Switch版のリリース後に追加されたほとんどの要素があらかじめ実装されている。

 また、2月末にはNintendo Switch版と配信内容を同期させるほか、先に述べたように今夏発売予定の「モンスターハンターライズ:サンブレイク」はSwitch版とPC版の同時発売が予定されているため、PC版でも最速で拡張コンテンツをプレイできる見込みだ。

4K・高解像度設定ではフィールドの見栄えが大きく向上する。オブジェクトも見やすい

 PC版がSwitch版と異なるのは、主に画質設定などのさまざまなオプション項目が追加されている点となる。どこまでの設定を適用できるかはPCスペックにもよるが、たとえば画面解像度はSwitch版よりも高いWQHD(2560×1440ドット)や4K(3840×2160ドット)などの高解像度設定が可能なほか、フレームレートも無制限化できる。

 画質に関しても、高解像度テクスチャの適用や細かい設定を変更でき、すべての高画質化設定を有効化した場合はPC版のほうがより美麗な画面でゲームをプレイできる、というわけだ。

 そのほか、アスペクト比21:9のウルトラワイドディスプレーにも対応。21:9表示では一般的な16:9のディスプレーよりも横に表示できる範囲が広いため、単純に視界が広がるだけでなく実際にモンスターを狩る際にも得られる情報が多くなるといったメリットがある。

 ゲーム内ボイスチャットのほか、ゲームコントローラーだけではなくマウス・キーボード操作もサポートするなど、ユーザーのPC環境にあわせたさまざまな楽しみ方に対応できるのがPC版の利点と言っていいだろう。

高低差があるシーンも、テクスチャが高画質化したことで緻密に感じられる

フレームレートが高く、モンスターがなめらかに動く。そのため、挙動を目視で追いやすくなっている

 Switch版を一通りプレイした筆者だが、実際に4K解像度・フレームレート上限なしの高画質設定でPC版をプレイしてみると、非常になめらかな描画で新鮮にゲームを遊ぶことができた。高解像度テクスチャが用意されているため、高画質設定ではSwitch版では視認できなかったような細かいオブジェクトの作りこみなども確認しやすい。

 本作はフィールドの高低差を活かして縦横無尽に飛び回る場面も多いが、Switch版とはまた違った雰囲気でフィールドを探索できる楽しみがあるため、あらためてPC版を購入するのもいいだろう(ただし、クロスセーブには非対応なので注意)。

 またストレージ環境にもよるが、SSD搭載のPCであればロード時間の削減にも期待できる。M.2 NVMe SSDを使用した筆者環境では、カムラの里からクエストを開始した場合にほぼロード時間を挟まずにフィールドに遷移し、ストレスなくゲームをプレイできた。

「CapFrameX」で平均フレームレートを計測。最新のハイエンドゲーミングPCであれば、4K・高画質設定でも200fpsとかなり高めのフレームレートが出る。当初Switch向けにリリースされたこともあり、『モンスターハンター:ワールド』よりも負荷は軽い

 ゲーム自体はそれほど負荷が高いわけではない、というのもユーザーにとっては嬉しいポイントだ。実際、CPUに「Core i9-12900K」、GPUに「GeForce RTX 3080 Ti」を搭載したハイエンドゲーミングPCでは、4K・最高画質の設定でも場面により平均150~200fpsに迫るほど高いフレームレートが出ることも確認した。一般的なエントリークラス、ミドルクラスのゲーミングPCでも、高解像度設定でのある程度快適な動作が望めそうだ。

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