Core i9もしっかり冷やせるハイエンド水冷CPUクーラー
Core i7は、Core i9ほど高発熱ではないが、冷却性能に余裕がある360mmサイズラジエーター採用のオールインワン水冷CPUクーラーを狙いたいところ。
磯田さんがチョイスした水冷クーラーはMSIの最新モデル「MEG CORELIQUID S360」だ。冷却性能に定評のあるAsetek社のOEM品で、同社の第7世代ポンプを採用するほか、ウォーターブロックには60mmファンと2.4インチIPSディスプレーを内蔵している。それに、発売以来人気となっているMSIの120mmファン「MEG SILENT GALE P12」を3基搭載した製品となっている。
静音、高風量なMSI製ファンや、電源回路をしっかり冷やすVRMファンで冷却面はバッチリ。本構成のPCケースでは、残念ながらCPU温度やハードウェア情報などを表示できる2.4インチディスプレーは活かせないが、マザーボード、メモリーを含めて、ブラックカラーで統一しているという。
後述するが、今回選んだPCケースはバリエーションが豊富で、強化ガラス採用モデルもある。2.4インチディスプレーなどの内部パーツを見せるようにしたい人は強化ガラスのモデルを検討してみてもいいだろう。
幾何学模様が目を引く「Meshify 2」
PCケースは、フロントパネルの幾何学模様が特徴的なFractal Design製大型ミドルタワー「Meshify 2」になる。フロント部へのラジエーター搭載を想定したメッシュパネルや、同社「Define 7」譲りの高拡張性と抜群の組みやすさとメンテナンス性の良さが備わっている。
サイズは240(W)×541(D)×474.5(H)mmになる。最近のPCケースのなかでは、かなり太っちょになっているが、その分、広い内部スペースを確保できている。高温の排気が続くハイエンドビデオカードでの長時間ゲームプレイ時もスムーズなエアフローを確保できるので安心だ。構成によらず長く使い続けられるPCケースになっている。
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