Meta、AWS を戦略的クラウドプロバイダーに選定
アマゾンジャパン合同会社
研究開発の拡大、他社とのコラボレーションの促進、業務の効率化に向けて、AWS のサービスとグローバルなインフラストラクチャを活用。 Meta と AWS が、AWS上でPyTorch を活用して深層学習モデルをより迅速かつ簡単に導入し、研究から本番環境まで活用する企業を支援。
※本プレスリリースは、2021年12月1日に米国で発表されたプレスリリースの抄訳版です。
(シアトル - 2021年12月1日発表) Amazon.com, Inc.の関連会社であるAmazon Web Services, Inc.は本日、Metaが戦略的クラウドプロバイダーとして AWSを選定し、その連携を強化したと発表しました。Meta は、アマゾン ウェブ サービス(AWS )の実績あるインフラストラクチャと包括的な機能を活用し、既存のオンプレミスのインフラを補完するとともに、AWS が提供するコンピュート、ストレージ、データベース、セキュリティのサービス利用を拡大し、クラウドにおけるプライバシー、信頼性、拡張性を実現します。Meta はサードパーティ企業とのコラボレーションを AWS 上で行うとともに、既に AWS を利用する企業の買収支援にも活用します。また、AWS のコンピュートサービスを活用し、Meta AI グループの人工知能(AI)の研究開発を加速させます。さらに、Meta と AWS は共同で、AWS上でPyTorch (※)を活用する顧客企業のパフォーマンスを向上させ、開発者による人工知能/機械学習モデルの構築、トレーニング、デプロイ、運用も加速させます。(※)抄訳版注釈:PyTorchはOSSの機械学習フレームワーク
AWS と Meta は、機械学習モデルの大規模な構築、トレーニング、デプロイに向けて、PyTorch のパフォーマンスならびにAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)やAmazon SageMaker(デベロッパーやデータサイエンティストが、クラウドやエッジで機械学習モデルを迅速に構築、トレーニング、デプロイできるようにする AWS のサービス)などのコアマネージドサービスとの統合において、さらなる最適化を進めることで、機械学習の研究者や開発者を支援します。開発者が自然言語処理やコンピュータビジョンのための大規模な深層学習モデルを容易に構築できるよう、両社は AWS上でのPyTorch活用を促進し、AI アクセラレータの分散システム全体で大規模なトレーニングジョブをオーケストレーションできるようにします。また両社は、PyTorch 上での推論のパフォーマンス、説明可能性、コストを向上させるネイティブツールを共同で提供します。さらに、本番環境へのモデルの展開を簡素化するため、PyTorch のネイティブなサービングエンジンである TorchServe を強化し、学習した PyTorch モデルを容易に一括展開できるようにします。AWS と Meta は、これらのオープンソースへの貢献をベースに、AWS 上でパフォーマンスを最適化しながら、大規模な深層学習モデルを研究から本番環境まで、より迅速かつ簡単に導入できるよう支援します。
Amazon Web Services, Inc. ビジネスデベロップメント&インダストリー担当 バイスプレジデントである Kathrin Renz(キャスリン・レンツ)は、次のように述べています。「Meta と AWS はこの 5 年間、連携する範囲を拡大してきました。今回の合意のもと、AWS は引き続き、Meta が取り組む研究開発のサポート、イノベーションの促進、サードパーティやオープンソースコミュニティとの大規模なコラボレーションを支援していきます。Meta と AWS が PyTorch を共同開発することで、AWS 上での深層学習モデルの構築、トレーニング、デプロイをより容易に行えるようになります」
Meta のプロダクションエンジニアリング部門 バイスプレジデントである Jason Kalich(ジェイソン・カリッチ)氏は、次のように述べています。「AWS との戦略的関係の強化により、当社のイノベーションを加速し、研究開発の規模と範囲を拡大できることを嬉しく思います。AWS によるグローバルなサービス展開と信頼性のもと、Meta は今後も世界中で当社製品やサービスを利用する何十億人もの人々や、AWS上でPyTorch を活用している顧客に革新的な体験を提供していきます」
アマゾン ウェブ サービスについて
アマゾン ウェブ サービス(AWS)は約15年にわたり、世界で最も包括的かつ幅広く採用されたクラウドサービスになっています。AWSは、コンピューティング、ストレージ、データベース、ネットワーキング、分析、機械学習および人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)、モバイル、セキュリティ、ハイブリッド、仮想現実(VR)および拡張現実(AR)、メディア、ならびにアプリケーション開発、展開および管理に関する200種類以上のフル機能のサービスを提供しています。AWSのサービスは、25のリージョンにある81のアベイラビリティーゾーン(AZ)でご利用いただけます。これに加え、オーストラリア、カナダ、インド、インドネシア、イスラエル、ニュージーランド、スペイン、スイス、アラブ首長国連邦を含む9つのリージョンにおける27のAZの開設計画を発表しています。AWSのサービスは、アジリティを高めながら同時にコストを削減できるインフラエンジンとして、急速に成長しているスタートアップや大手企業、有数の政府機関を含む数百万以上のアクティブなお客様から信頼を獲得しています。AWSの詳細については以下のURLをご参照ください。https://aws.amazon.com/
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