広告収入を動物保護活動者に配分:活動資金不足解消へ専用サイト「AnimaPick」を開設
株式会社Author
~保護動物の画像見るだけで誰でも参加可能に~
動物保護活動の支援プロジェクトを展開する株式会社Author(オーサー=東京都北区、代表取締役:榎本翔太)は、保護団体や里親から投稿されたイヌやネコの画像や動画を第三者が閲覧するだけで、投稿者側に活動資金がポイントで配分される専用サイト「AnimaPick」を開設、11月22日から運用を開始します。スポンサー企業からの広告収入を、投稿が見られた回数に応じて投稿者に配分する、これまでにない仕組みです。動物を殺処分から救いたくても自分で飼うことができない人や保護活動にあまり関心のない人でも、投稿を見るだけで保護活動に参加することが可能となります。 クラウドファンディングなどを通じて、支援の輪が広がっており、リリース時には、約40の動物保護活動団体や、個人ボランティアが参加予定です。年内には100の団体や個人ボランティア、10,000人の一般ユーザーの登録を見込んでいます。
飼い主の誤ったしつけや経済的な理由などから、最終的に殺処分されてしまう動物が後を絶ちません。動物愛護団体や行政の努力によってその数は年々減少してきてはいるものの、今なおイヌ、ネコ合わせて年間約3万数千匹が殺処分となっています。さらには、コロナ禍で在宅時間の延長に伴い、一度はペットとして引き取ってはみたものの、「イメージと違った」「手間がかかる」といった理由で、保護団体に返したり、捨ててしまったりするケースも増えてきました。こうした中で慢性的な資金不足に苦しむ保護活動の現場からは継続的な経済支援の必要性をはじめ、団体・グループ間の連携強化、業務負担の軽減、飼い主のいない動物を見つけた際の窓口の確保―などが強く求められています。
〈サイトの仕組み〉
これらの課題解決に向けてAnimaPickは、企業からのネット広告収入を保護活動者に支援金として直接配分する新たな仕組みを構築しました。具体的には、1.サイトに登録した保護活動者・団体、グループが、里親募集や保護した動物の画像や動画を投稿すると、そこに企業広告が掲載される2.投稿(と広告)が閲覧された回数に応じて、投稿者にポイントを付与する3.投稿者はポイントをAnimaPick内のショップで必要な商品(フードやケージ等)と交換したり、支援金として受け取ったりすることで運営資金難を改善できる―という仕組みです。(さらに、里親になった人も投稿やポイントの受け取りが可能です)
〈プロジェクトの効果〉
ユーザーは投稿を見るだけで保護活動に参加することが可能となり、広告主は社会貢献の一環として保護活動資金を提供することができ、結果、保護団体は餌代や衛生管理費など活動資金の確保に苦しまずに済む―というトリプルwinの関係が成立するのが特徴です。
複数の保護活動者がサイト内でコミュニティーを形成することで、収容可能数の把握や調整が容易となり、多頭飼育崩壊を未然に防ぐことができます。
〈スマホアプリ開発〉
本サイトの開発と1年間の運用に必要な資金約165万円は、クラウドファンディングにより全額を確保しました。AnimaPickでは、さらにユーザーの利便性向上を目指し、スマホからでも簡単に参加ができるよう専用スマートフォンアプリを開発中です。アプリは2022年初めのリリースを目指しており、動物保護活動に関心がない人への新たな啓発活動や意識改革にも貢献していきたいと考えています。