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組みたい自作PC構成まるわかり!! 第71回

【今月の自作PCレシピ】HDDよさようなら! いま自作したい第12世代Coreマシン

2021年11月19日 13時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

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選択肢が少ないMicro ATXマザーボード……

 現状、選択肢が限られているZ690マザーボードだが、さらに種類が絞られるMicro ATXを狙う石井さん。推しメーカーとなるASUSからは「ROG STRIX Z690-G GAMING WIFI」が発表されているが、残念ながら取材時点では発売時期、価格ともに未定だったので、代わりに発売済みのGIGABYTE「Z690M AORUS ELITE DDR4」を選択した。

 「ROG STRIX Z690-G GAMING WIFI」と異なりメモリーはDDR4なので、既存環境からの流用もオッケーなうえ、64GBの大容量メモリーを組み合わせても価格は3万3000円前後と、DDR5ー5200の16GB×2枚組みよりも数千円安くなっている。

 なお、余裕のある32GB×2枚組みの64GBメモリーを搭載した理由は、Adobe Lightroom、Photoshopを使う上で64GBが必要というわけではなく、現在32GBで運用しているので「せっかく買うなら、今使っている容量よりも増やしたい」という完全に石井さんの好みである。

貴重なMicro ATX枠かつDDR4メモリーを使えるGIGABYTE「Z690M AORUS ELITE DDR4」。3万円を切る価格帯なのも魅力だ

Wi-Fi6や、iGPUを活用できるDisplayPortとHDMIの2系統出力など、搭載インターフェースの使い勝手も良好だ

すっかり選択肢が少なくなっているMicro ATXマザーボード。石井さんの本命となるASUS「ROG STRIX Z690-G GAMING WIFI」

DDR4-3200動作のCrucial製32GB×2枚セットを組み合わせている

カリカリ音のHDDよ、さようなら
保存データはすべてSSDに

 まだまだある石井さんのこだわり。メインストレージへのPCIe4.0 NVMe M.2のチョイスは当然だが、データ用にもSSDを搭載。それも今あるHDDに入っている総容量2TBを超えるWAVファイル主体の音楽データと写真データを、読み書き時無音となるSSDに移行するために、4TBの2.5インチSSDを構成に含めている。同じように音楽や写真、動画データをメインPCで一括管理、保管するなら、コスト度外視でSSD化もありだ。

 なお、レシピにアイネックスのSATAケーブルが追加されている点を? と思った人もいるだろう。これは「MX500」のSATAコネクターとラッチ付きSATAケーブルの相性が悪いからとのこと。

PCIe4.0 NVMe M.2 SSDと2.5インチSSDのデュアルストレージを搭載

メインストレージは、Crucialの第2世代PCIe4.0モデルとなる「P5 Plus」を選択。最大リード6600MB/sec、ライト5000MB/secの性能を発揮する

Crucial 2.5インチSSDの「MX500」。4TBの大容量モデルをデータ用に運用している

ラッチ付きケーブルだとコネクターから抜けてしまうこともあるというMX500用に、アイネックスのSATAケーブルを追加している

CDリッピング中も静かというPLEXTOR製DVDスーパーマルチドライブの「PX-891SAF」

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