大会運営でも信頼性が高いGALLERIAのパソコンの魅力も聞いた
R6S史に新たに刻まれたRJC 2021、それを支えたGALLERIA・NTTドコモ・ユービーアイソフト、eスポーツキャスターに聞くX-MOMENTのスゴさ
2021年11月18日 17時00分更新
NTTドコモがeスポーツに手を挙げたのは、世界に繋がる大会を実施するため
続いて、X-MOMENTを主催するNTTドコモ ビジネスクリエーション部 eスポーツビジネス推進担当課長の森永 宏二氏にお話を伺った。
──ここまでX-MOMENTのレインボーっシックス シージ部門を実施してきて、感想はいかがでしょうか。
森永 宏二氏(以下森永氏):RJL 2021が3月にスタートして、我々の計画としては、お客様にもぜひオフラインで楽しんでいただく環境を整えたかったのですが、ご時世的になかなかうまくいかなかった部分はあります。しかし、日本のシージの競技シーンをレベルアップするという目的には、貢献できたかなと思っています。
──RJLといえば、給与保証制度には驚かされました。日本のeスポーツシーンで、リーグ出場での給与保証はなかなか聞かないので
森永氏:そうですね。日本の競技シーンは海外と比べて、まだまだ整備できていないという印象がありました。そこで、選手がきちんと戦える環境を整える必要があると考えました。そこでユービーアイソフトさんと相談しながら、給与保証でリーグに集中してもらうことで、盛り上がって行ければなと考えました。
──そもそもX-MOMENTの採用タイトルにレインボーシックス シージを選択したのはなぜですか?
森永氏:レインボーシックス シージは、これまでにも世界中にリージョンがあって、プロリーグがしっかりしています。我々の狙いとしては、X-MOMENTで勝ち抜いたチームが世界に繋がる活躍をすることを目的としていますので、実現できるタイトルを採用させていただいております。
──X-MOMENTを実施してきたうえで、ぶち当たった問題などがあれば教えてください。
森永氏:先ほども申し上げたとおり、お客様をオフラインで迎えて、選手の素晴らしいプレイや熱狂を生で感じていただきたかったのですが、コロナ渦で中々実現できなかったことです。計画してはバラすということが続きました。
コロナの状況次第ですが、選手の気合の声や勝利の瞬間の喜びは、生じゃないとなかなかしっかりと体感しづらいと思っていますので、そういったことも体験できる環境づくりを、来年は実施していきたいなと考えております。ユービーアイソフトさんから、常滑での世界大会のお話も伺っていまして、はやくそのような体験をX-MOMENTでも皆さんにしていただきたいなと思っています。
──御社とユービーアイさんに加え、サードウェーブ(GALLERIA)がパートナー企業として参加した経緯を教えてください
森永氏:選手やストリーマーに加え、コミュニティーの方々とお話をするなかで、高い支持をもらっているGALLERIAのマシンを使用させていただきたいというのがきっかけで、GALLERIAのゲーミングパソコンにリーグを支えていただくことになりました。
選手や運営スタッフからも絶大な信頼を得たGALLERIA
今後はもっとドコモらしいことにも挑戦
──大会やゲームプレイにおいて、GALLERIAのゲーミングパソコンはどこが優れているとお考えですか?
森永氏:大会運営に関しましては、これまでの大会もそうですが圧倒的な安心感と信頼感がありました。これまでにも色々と経験させていただきましたが、パソコンのトラブルやマシン交換はあるのが当たりまえだと思っていましたが、本大会では1度もなく、スタッフともども安定した運営ができています。
また、プロチームの選手の方々の意見としても、本当にスムーズに動くというお声をいただいております。ゲームが動くしっかりとした性能と、安定した動作が可能なマシンだからこそだと思っています。
──今後X-MOMENTは続いていくと思いますが、今後X-MOMENTの中で新しい取り組みを実施したいなどはありますか?
森永氏:NTTドコモだからこそという取り組みはまだまだできていないなと考えています。例えばドコモショップで大会グッズが購入できたり、会場でdポイントが使えたりといったことも今後は検討していきたいですし、ファンミーティングも実施したいです。
──サードウェーブと一緒にやるならどのようなことがやりたいですか?
森永氏:今後は5Gのエリアが広がっていき、どんどん普及していくと思います。高速大容量を実現する5GとGALLERIAさんの高スペックなマシンで、新たなeスポーツの環境なども、トライアルしながら一緒にできたらいいなと考えています。
──X-MOMENTを楽しんでいる方、今後を楽しみにしている方にコメントをお願いします。
森永氏:日本のeスポーツを盛り上げていくべく、今後もファンの方々やパートナーの方々のご意見を取り入れながら、いいリーグや大会にしていきたいと思っています。また、5Gによるマルチアングルによる観戦など、今後も色々あらたな取り組みへの可能性も秘めています。そしてなにより、ぜひX-MOMENTでの選手たちの激闘をご覧になっていただきたいです。
──ありがとうございました
日本のチームのレベルは確実に上がっている
来年は世界大会にも期待!
続いて、ユービーアイソフト Eスポーツ ブランド マネージャーのサヒル クルカラニ氏にお話を伺った。
──よろしくお願いします。まずは、 Eスポーツ ブランド マネージャーについて教えてください。
サヒル クルカラニ氏(以下、サヒル氏):レインボーシックスやブロウルハラなど、ユービーアイソフトの日本のeスポーツシーンを管理しています。主に様々な施策を実施して、タイトルはもちろん選手やチームのファンになってもらうのが、私の仕事です。
──R6 ロイヤルフラッシュも、サヒルさんの立案ですか?
サヒル氏:コミュニティの声を聴き、立案し、企画を主催していただく方に提案したらおもしろい、となって進めてもらいました。
──今回の大会を観戦されて、いかがでしたか?
サヒル氏:RJCを観戦して、日本のチームのレベルは確実に上がっていると感じています。Zepto対CAGを見ていただければ実感されていると思いますが、とくにRJOのチームのレベルが上がっています(取材時は決勝戦前)。入れ替え戦や今後のリーグ戦なども非常に楽しみです。
──レインボーシックス シージと、X-MOMENTは、プロシーンにおいてどこが優れていると思いますか?
サヒル氏:タイトルについては、クラッチを決めたときの気持ちよさ、すごいフリックショットを決めたときのうれしさはとても優れていると思いますし、プレイしていても観戦していても最後の30秒の緊張感がたまらないところなどが、優れている点だと思います。
また、X-MOMENTで一番素晴らしいと思うのは、チームへの給料保障と、お金の使い方講座ですね。
──お金の使い方講座ですか?
サヒル氏:そうです。プロ選手はいわゆる普通のサラリーマンとは違いますし、若い人たちも多いので、お金に対して責任を持って、どうやって貯金するかなどお金の管理について、ドコモさんが講座を開かれています。またその中では、メディアに出演する際などに、責任を持った発言をするといった、大人としてのふるまい方のレッスンなどの取り組みもされています。
自身もGALLERIAユーザー
コミュニティーを大事にする点で共通
──X-MOMENTでは、大会のPCやディスプレーなどをサードウェーブさんが支えていると思いますが、GALLERIAの特に優れている点はどこだと思われますか?
サヒル氏:ちょうど先ほどあるチームとお話をしていて、大会の環境についてヒアリングをしていました。すると、自分の120%を出すことができる環境だと言ってくれました。それは、GALLERIAさんのパソコンのおかげだと思っています。
本大会はプロシーンなので、GALLERIAさんのパソコンはプロでもしっかり使えることを確認して採用しています。とはいえ、性能はしっかりしていてコスパも高いので、本大会を観ているプレイヤーの方にもオススメできます。私も3年前にGALLERIAのパソコンを購入しましたが、今でも問題なく快適に使えています。
あと、サードウェーブさんは我々ユービーアイソフトと同じく、コミュニティーにしっかりと寄り添われている印象があります。今後も、サードウェーブさんとコミュニティー寄りの企画をどんどんやっていきたいと考えています。
──X-MOMENTやレインボーシックス シージのプロシーンは、今後どのような大会になっていってほしいですか?
サヒル氏:今までにプロシーンでは、ヨーロッパやアメリカ、ブラジルの時代がありました。でも、来年は日本の年になるのではないかと今は思っています。入れ替え戦で強いチームが入ってくる可能性もありますし、そこからAPACの日本以外のチームとも戦うことになります。そこで学んでくれれば、世界でも実力が出せるチームが結構現れてくると思っています。
──最後に、X-MOMENTを楽しんでいる方、今後を楽しみにしている方にコメントをお願いします
サヒル氏:我々はIPホルダーの立場で、小さなフレームワークを作っています。それを発展していただいているのがNTTドコモさんであり、X-MOMENTであると思っています。そして、その大会を支えているのがGALLERIAさんです。
今後も、長期的に日本のeスポーツシーンを盛り上げられるように、全員で強力してやっていきたいですし、弊社もがんばります。
──ありがとうございました
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