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業界人の《ことば》から 第458回

Fujitsu Uvance

富士通の存在意義、社会課題を軸に本気のビジネスを

2021年11月08日 09時00分更新

文● 大河原克行 編集●ASCII

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今回のひとこと

「富士通は、社会のあるべき姿を起点としたビジネスに大きく舵を切る。誰もがいきいきと暮らせる世界ができたとき、そこに貢献してきたと胸を張っていえる企業になりたい」

(富士通の時田隆仁社長)

Fujitsu Uvance

 富士通が新たな事業ブランドとして、「Fujitsu Uvance(ユーバンス)」を発表した。

 富士通の時田隆仁社長は、「富士通のすべてのケイパビリティを洗い出して議論を重ね、クロスインダストリーとテクノロジーの両軸で、今後、重点的に取り組むべきことを定義したものがFujitsu Uvance。2030年の社会を想定し、社会課題を起点に選定した7つのKey Focus Areas(重点注力分野)を、Fujitsu Uvanceの事業ブランドのもとで展開していくことになる」と語る。

 富士通は、2020年に、「パーパス(存在意義)」を策定。「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていく」ことを掲げているが、「Fujitsu Uvance」は、このパーパスの実現するための新事業ブランドと位置づけている。

 「Fujitsu Uvance」は、「あらゆる(Universal)ものを、サステナブルな方向に前進(Advance)させる」という意味を持たせた造語で、「多様な価値を信頼でつなぎ、変化に適応するしなやかさをもたらすことで、誰もが夢に向かって前進できるサステナブルな世界をつくる」という富士通の決意を込めたという。

 ちなみに、この名称は、グローバルの社員による投票を実施し、決定したものだという。

 さらに、富士通は、Key Focus Areasに関わる社内外の最先端のテクノロジーを、自ら実践、体験する実証実験の場として、2021年7月に、神奈川県川崎市に新事業所の「Fujitsu Kawasaki Tower」を開設したが、この名称も「Fujitsu Uvance Kawasaki Tower」に改称した。

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