【エビソル飲食店予約推移・2021年10月度(2021/10/4~2021/10/31)】10月の飲食店予約数は前月比167%と大幅増加し、2019年比105%とコロナ禍以前の水準まで回復
エビソル
~新規感染者数減少に伴い外食需要が増える一方、グループサイズにおいては課題の声も~
飲食店向け予約管理システム「ebica」を運営する株式会社エビソル(本社:東京都渋谷区、代表取締役:田中 宏彰、以下、エビソル)は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止策に伴い大幅に自粛営業を余儀なくされている飲食店の厳しい状況を知っていただくことを目的に、飲食店の前年対比の予約状況(※1)を公開しております。本日は、新たに2021年10月4日~10月31日の4週間分を更新した10月度のレポートを公開します。
飲食店の予約推移に関する調査サマリ
<全国>
飲食店における10月の総予約数・1日平均予約数は、緊急事態宣言解除に伴う飲食店の時短解除や酒類の解禁、ワクチン接種率の高まりや新規感染者数の減少も受け、対前月比167%と大幅に増加。2019年同月比では105%と、数字の上ではコロナ禍以前の水準に戻りつつある結果に。一方で、居酒屋チェーンではグループサイズの回復が遠いとの声も。
<大阪>
飲食店における10月の総予約数・1日平均予約数は、対前月比168%と全国同様大幅に増加。2019年比では95%と全国平均に対しては低いものの外食需要の拡大が数字として表れる結果に。
<東京>
飲食店における10月の総予約数・1日平均予約数は、対前月比182%と全国・大阪に比べても高い数字に。週次別予約数では10月25日週で41.3件と、2021年初となる40件台に到達。新規感染者数も大幅な減少傾向にあり、コロナ禍以前の水準である2019年比も100%に。
エビソル飲食店予約推移・10月度(2021/10/4~10/31)
<全国(1店舗あたり)>10月総予約数:157.3件/1日平均予約数:5.6件(対2019年比:105%、対前月比:167%)
全国の飲食店1店舗あたりにおける2021年10月の総予約数は、前月の94.2件から157.3件へ、1日平均予約数は前月の3.4件から5.6件と、前月比167%に増加しています。週を追うごとに予約数は増加傾向にあり、10月25日週以降では40件台にのぼる結果となっています。コロナ禍以前となる2019年と比べても105%と、10月1日の緊急事態宣言解除以降、数字の上では外食需要が平常時に近い水準に戻りつつあることがわかります。
一方で、大人数の飲食店利用への注意喚起は引き続き行われていることなどから、居酒屋チェーンなどではグループサイズにおいてはコロナ禍以前の水準には程遠いとの声もあり、本来なら忘年会シーズンを目前に控えるなかで、売上の面ではまだ回復とは言えない状況が伺えます。
ワクチン接種率も増加しており、全国の新規感染者数は10月28日以降300人を下回るなど減少傾向にあることも影響し、今後消費行動がより活発化していくと予想されます。また、Go To Eat キャンペーンが各地で再開、順次地域も拡大していくなど、予約数だけではなく、グループサイズでもコロナ禍以前と同様の飲食店利用に近づいていくことが期待されます。
さらに飲食店は、急速に増加している客足に対する人手不足や経営効率化といった課題に直面しているなど、新たな対応に追われています。
<大阪(1店舗あたり)>10月総予約数:172.5件/1日平均予約数:6.2件(対2019年比:95%、対前月比:168%)
10月1日に緊急事態宣言が解除された大阪における飲食店の1店舗あたりの総予約数は前月の102.4件から172.5件へ、1日平均予約数は前月の3.7件から6.2件へと増加し、全国に比べて高い水準を保っています。週ごとに予約数も増加傾向にあり、10月25日週で49.6件と、50件台に迫る勢いを見せています。コロナ禍以前の2019年比では95%と、全国平均に対しては低いものの外食需要の拡大が数字として表れる結果となっています。
大阪でも新規感染者数は減少傾向にあり、営業時間短縮要請を25日から解除。「1テーブル4人まで」といった一定の制限は継続しているものの、酒類提供の制限もなくなり、11月以降のさらなる客足回復が予想されます。
<東京(1店舗あたり)>10月総予約数:142.7件/1日平均予約数:5.1件(対2019年比:100%、対前月比:182%)
10月1日に緊急事態宣言が解除された東京における飲食店の1店舗あたりの総予約数は前月の78.3件から142.7件へ、1日平均予約数は前月の2.8件から5.1件へと増加し、対前月比は182%と全国と比べて大きい伸び幅を見せました。週次別の予約数では10月25日週で41.3件と、2021年初となる40件台に到達。コロナ禍以前の2019年同月比では100%と、数字の上では回復傾向が見られます。
東京都では、神奈川県、埼玉県、千葉県とともに10月1日~24日を「リバウンド防止措置期間」と定め、時短要請を続けてきましたが、25日より要請を解除。都内の新規感染者数は10月以降確実に減少してきており、都が認める感染対策の認証店は制限がなくなるなど、今後より一層の飲食店予約数の増加が期待されます。
今後もエビソルは、AIやIoTなど最新のデジタル技術を活用して、外食をもっと便利に心地よく体験していただけるよう尽力してまいります。
【調査概要・結果をご覧いただく際の注意事項】
調査期間:2019年12月30日~2021年10月31日
調査対象:「ebica」および「グルメサイトコントローラー」をご利用の全国約4,000店舗
実施機関:株式会社エビソル
※1:予約管理システム「ebica」および「グルメサイトコントローラー」で全ての予約を一元管理している全国約4,000店舗の前年対比の予約状況
※契約店舗1店舗あたり、1週間における平均予約数を算出。
※ISO WEEKカレンダーの定義に沿って、前年同週対比となります。
※本報道発表資料に記載されている会社名および製品・サービス名は、登録商標または商標です。
※本報道発表資料に記載されている内容、製品、仕様、問い合わせ先およびその他の情報は、発表日時点のものです。これらの情報は予告なしに変更される場合があります。
ebica(エビカ)予約台帳
「ebica(エビカ)予約台帳」は、飲食店向けに開発されたクラウド型の予約/顧客台帳システムです。各飲食店の予約管理ニーズに応じた設定ができ、グルメサイト経由予約の一元管理機能やオウンドメディア向け予約フォームのご提供等、Web予約を主軸とした様々な集客ソリューションをご提供しています。特に最近では中国最大級の生活情報メディア「大衆点評」等との連携により、訪日中国人をはじめとしたインバウンド集客にもご好評をいただいております。
株式会社エビソル 会社概要
所在地: 東京都渋谷区恵比寿4-5-27 パティオクアトロ3F
代表者: 代表取締役 田中 宏彰
設立日: 2011年10月20日
資本金: 59,746,500円(資本準備金含む302,619,500円)
事業内容 : 飲食OMO事業、インバウンド事業、グローバル事業