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超パワーなM1 Pro/M1 Max搭載のMacBook Pro登場 新型AirPodsも! 第8回

アップル新MacBook Proは他を寄せ付けない「垂直統合モデル」のすごさゆえ

2021年10月20日 08時00分更新

文● 石川 温 編集●飯島 恵里子/ASCII

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拡張性を復活した点は褒めたいが、5G非対応は残念

 今回の14インチと16インチのMacBook Proで特に注目なのが、HDMI端子やSDカードスロット、ファンクションキーが復活している点だ。

 過去のMacBook Proで廃止され、ユーザーから不満の声が上がっていたが、ここに来て反省しているのが、きっちりと復活させてきたのだ。単に今回、14インチならびに16インチのMacBook ProがM1対応しただけでは正直言って、ユーザーとしてが商品選びが難しくなっただろう。

 

 アップルとしては、13インチのMacBook ProやMacBook Airと差別化し、全体の製品ラインナップを明確にしたいという狙いもあって、HDMI端子やSDカードスロットを復活させた可能性が高い。

 かつてのように14インチならびに16インチのMacBook Proもポートをできるだけ無くした作りにすれば、13インチとの住み分けが難しくなる。14インチと16インチのMacBook Proを徹底したプロ仕様に突き抜けさせるには、M1チップの強化だけでなく拡張性が重要だ。そのため、アップルはHDMI端子やSDカードスロットなどをなくしたことは過ちだと認め、素直に復活させてきた。この点は褒めてあげたい。

 

 M1 Pro、M1 Maxを載せた14インチと16インチのMacBook Proがポートを強化してきたことで全体のラインナップ構成が明確となり、iPad ProやMacBook製品から、自分の必要とする製品が選びやすくなったように思う。処理能力も重要だが、一方で「拡張性」で自分に合った製品を選ぶのも悪くない。

 拡張性など一切求めないのであれば、Thunderbolt / USB 4対応のUSB-Cコネクタが一つのiPad Proで十分だ。

 いや「充電しながら、何かつなぎたい」のであればThunderbolt / USB 4ポートが2つあるMacBook Airもしくは13インチMacBook Proになる。この際、「ちょっと重たい処理をするかも」という場合には空冷ファンがある13インチMacBook Proを選んでおくといい。

 「デジカメからデータを迅速に映したい」「出先でプレゼンしたい」というのであれば、今回、発表になった14インチならびに16インチのMacBook Proだ。MagSafeで電源を確保しつつ、SDカードスロットやHDMI端子が、そのまま使える。Thunderbolt 4(USB-C)ポートが3つもあって、拡張性はかなり高い。

 今回、接続性が強化された14インチと16インチのMacBook Proだが、個人的に期待していたものの、見事に裏切られてしまったのが5G対応だ。

 取材先で写真を撮り、加工して編集部に送る際、やはり安定しないWi-Fiよりも、5Gもしくは4Gでつないでアップロードできた方がいい。14インチと16インチのMacBook Proがプロ仕様の最強ノートパソコンを自称するなら、5G対応モデルも搭載して欲しかった。

 「iPhoneでテザリングすれば良い」と言われればそれまでだが、テザリングもちょっとMacBook Proがスリープ状態になると切れてしまい、何度も接続するのが面倒だ。「一瞬の時間も無駄にしたくない」というプロユーザーに向けて、将来的にはiPad Proだけでなく、MacBook Proも5G対応のセルラーモデルを用意してもらいたいものだ。

 

筆者紹介――石川 温

 スマホ/ケータイジャーナリスト。「日経TRENDY」の編集記者を経て、2003年にジャーナリストとして独立。ケータイ業界の動向を報じる記事を雑誌、ウェブなどに発表。『仕事の能率を上げる最強最速のスマホ&パソコン活用術』(朝日新聞)、『未来IT図解 これからの5Gビジネス』(MdN)など、著書多数。

 

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