エレコムが、話者を自動的に拡大する4Kウェブカメラを発売
エレコムは10月5日、4K解像度に対応したウェブカメラ「UCAM-CX80FBBK」を発表した。
高感度・低ノイズの日本メーカー製の860万画素・積層型CMOSセンサーを搭載し、最大5倍のデジタルズーム、4K(30fps)、フルHD(60fps)に対応している。
「DOL-HDR技術」に対応し、周囲の光の条件に合わせて明暗を自動調整するほか、AI技術により、人物を検知して撮影範囲を自動で調整する「オートズーム」機能や、話者を識別してマーク表示を行なう「発言中マーク」機能にも対応する。商談中など、AIが自動でカメラを操作するため、ビジネスに集中した利用が可能だとしている。また、オートズームはハードウェアで搭載しているため、ドライバーのインストールは不要だとするが、設定ソフトウェアを使用して、オートズームのオンオフを切り替えたり、ズームの追従感度や撮影範囲の広さなどを任意の値に調整したりすることも可能だ。
画角は最大130度の広角タイプで、5群6枚のレンズを搭載する。ゆがみ補正機能を備え、広角レンズ特有の画像のゆがみも抑制しているという。マイクとしては、ノイズキャンセリング機能付きのステレオマイクを内蔵。また、カメラ不使用時に、物理的に映像を遮断する「プライバシーシャッター」も設ける。
「マルチスタンド」を採用し、ノートPCやデスクトップPCのディスプレーに設置するだけでなく、平面にも設置できる。底面には1/4インチの三脚穴を搭載するため、市販の三脚に設置しての使用も可能だ。
SkypeやZoom、Microsoft Teams、Cisco Webex Meetingsといったウェブ会議向けサービス、YouTubeライブ、Facebook Live、ニコニコ生放送、Twitchといった主要なライブ配信サービスで動作確認済み。
対応機種はUSB 3.0端子を搭載したWindows、macOS搭載機で、対応OSはWindows 10/8.1、macOS 11.4 BigSur。動作要件はCore i3(1.2GHz)と同等以上のCPU、1GB以上のメモリー、1GB以上のストレージ空き容量などとなっている。
そのほか主なスペックは1/2.8型 積層型CMOSセンサー、有効画素数およそ830万画素、動画記録画素数 最大3840×2160ドット、固定フォーカス、撮影可能距離30cm〜無限遠など。サイズはおよそ幅72×奥行50.1×高さ30.5mm、重量はおよそ125g。接続用のUSBケーブル(UEB Type-C to UEB Type-C、UEB Type-C to UEB Type-A)を同梱する。
実売価格は2万4000円弱になる見込み。10月上旬から販売を開始する。