ピクシーダストテクノロジーズ、つくばみらい市と共同でKOTOWARI(TM)の映像配信サービスを活用した新たな購買体験を提供
ピクシーダストテクノロジーズ株式会社
~現場で発生する課題を解決し、社会全体のDXを推進~
空間のデジタルトランスフォーメーション(DX)やSDGsに取り組むピクシーダストテクノロジーズ株式会社(本社:千代田区、代表取締役 落合陽一、村上泰一郎、以下「PxDT」)は、つくばみらい市(市長 小田川浩)と共同で、PxDTが開発する空間データプラットフォームKOTOWARI(TM)上に構成した消費者向け農地映像配信サービスを活用し、農作物の育成状況を映像で視聴する新たな購買体験をつくばみらい市のふるさと納税サイト上で提供開始しました。
背景
食に対する関心とともに、食べ物の生産過程への関心も高まっています。しかし消費者が農作物を購入する際に「どのように生産者がこだわって栽培したのか」「どのような環境で育ったのか」などがわかりにくいという課題があります。
今回の取り組みについて
KOTOWARI™のプラットフォーム上に構成した農地向け遠隔監視システムを活用し、ふるさと納税サイト上で「田植えから収穫まで作物の日々の成長を観察できる新しい購買体験」を提供しています。KOTOWARI™プラットフォームを活用することで、プロジェクト開始から短期間で映像配信システムを立ち上げることができ、風雨にさらされる屋外環境においても半年以上安定して稼働しています。
農業地域活性化に取り組むつくばみらい市は、ふるさと納税での共同事業において、地域の自然・作物の成長の体験を提供するという新しい挑戦を行っています。
「KOTOWARI™」について
PxDTが開発した「KOTOWARI™」は、空間データ(例:3次元点群データや画像データ)を取得/保存/活用することで、空間にある多様な事象をデジタルデータとして取り扱い、統合的に解析する高度なアプリケーション(例:空間のデジタル化、リモート点検、異常検知、産業機器の知能化)の構築を可能とします。
具体的には、KOTOWARI™プラットフォーム上の適切なモジュールを組み合わせることで、業種業態ごとの課題/ニーズに合わせたアプリケーションを構築できるほか、センサーの追加/統合/乗り換えも容易に行うことができるため、開発したアプリケーションを継続的に進化させることが可能です。これにより空間データを活用したDX(デジタルトランスフォーメーション)を種々の現場で持続的に実現することに寄与します。
今後の展望
PxDTは今後も「KOTOWARI™」で対応可能なセンサーの追加やアルゴリズムの追加といった新機能の開発を継続して行い、建設、不動産、農業、製造、運輸、医療、介護、社会インフラなど多様な業界・場面へ展開することで、その現場で発生する課題を解決し、社会全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進してまいります。
* KOTOWARI™及び関連するロゴは、ピクシーダストテクノロジーズ株式会社の商標又は登録商標です。
つくばみらい市について
■概要
市長:小田川 浩
所在地: つくばみらい市福田195番地
設立:平成18年3月
URL: https://www.city.tsukubamirai.lg.jp/
■事業概要
つくばみらい市は古くから「谷原三万石」と呼ばれる肥沃な土壌や環境に恵まれた水稲地帯であり、食味の良いお米が栽培されております。
今回の取り組みは、谷原三万石で三百年続く農家の協力を得て実施しており、つくばみらい市産米のPRため、消費者向けに圃場の映像を配信し、収穫までの日々の成長などを確認して楽しんでもらうほか、食の安全性を届けることができ、購買意欲の向上へと繋げていきます。
(参考)
「ふるさと納税」
公式サイト:https://www.furusato-tax.jp/product/detail/08235/5216292
ピクシーダストテクノロジーズ株式会社について
■会社概要
商号: ピクシーダストテクノロジーズ株式会社
代表取締役: 落合 陽一、村上 泰一郎
所在地: 東京都千代田区神田三崎町二丁目20番5号
設立: 2017年5月
資本金: 40億6,232万6,100円(2020年5月1日現在/資本準備金を含む)
URL: https://pixiedusttech.com/
■事業概要
当社は、Digitally Rebalanced——世界をデジタル技術の観点から俯瞰し、新たな均衡点へ導く原動力となることを目指す大学発ベンチャーです。デジタルと物理世界を繋ぐインターフェース技術を研究開発し、連続的に社会実装していくことで、その実現に寄与します。筑波大学及び東北大学との共同研究においては、新株予約権を梃子として大学で生まれる知的財産を企業に包括的に譲渡するという、新たな産学連携スキームを構築しています。今後も産学連携やオープンイノベーションを通じ、新たなインターフェース技術の社会実装を行っていきます。
(参考)
「KOTOWARI™」
公式サイト https://pixiedusttech.com/kotowari/