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新色ピンクにさらなる強力カメラ! iPhone 13、ASCII徹底大特集 第15回

もう一押し購入へのポイントが欲しかった「iPhone 13」【中山 智】

2021年09月15日 17時45分更新

文● 中山 智 編集●ASCII

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 9月14日(現地時間)に発表された「iPhone 13」シリーズについて、アスキーの執筆陣に想いを聞きました。

 今回は、ノマド系テクニカルライターの中山 智氏が買い替えに至らなかった理由を語ります。


iPhone XSからそろそろ買い替えと思うものの……

 毎年恒例のiPhone新型モデルが発表されました。個人的にはiPhone XSを使っているので、もう3年もiPhoneを買っていないことになります。今年こそは買い換えかなと考えてはいるんですが、いまひとつ背中の押され具合が足りない・・・・・・。新しくしなければ困ることがあまりなく、現状困ってることは新しくしても解決しないんですよね。

 6~7年前のスマートフォンなら、2年使うとバッテリーもへたったり、アプリや画面スクロールなどが遅く感じるなど、日常で使っていて不便なところがでてくるので、新しいモデルが欲しいと思ったものです。ですが、iPhone XSは3年使ってバッテリーの状態こそ最大82%で、やや使用時間は短くなったものの、操作などはまったくストレスなくサクサクと使えています。

 もちろん買い替えたいなと思う魅力的なポイントもあります。特にカメラのビデオ撮影機能。ビデオ撮影中のフォーカスを自動で切り替えるシネマティックモードは特におもしろそう。Xperiaシリーズの「Cinema Pro」でも同じような効果はできますが、Cinema Proの場合は手動調整なので、かなり撮影テクが必要です。

 というわけで、カメラ回りは気になるところですが、それ以外が……。5Gに期待していたのですが、今回もミリ波には対応せず。前回のiPhone 12シリーズを購入しなかったのも、それが一番の理由で、一応国内キャリアがミリ波のサービスを提供している以上、自分の仕事的には試してみたいし、試さなきゃならない機会もあるので、Sub 6だけというのは物足りない。

 それとiPhoneでゲームをしたり、動画を見たりすることも少ないので、iPhone 13 Proシリーズのディスプレー性能向上にも食指が動かず。ちなみに動画を観る場合は、現在メインで使っている「Xperia 1 II」を使っています。

 現状iPhoneの役割は、おサイフケータイ機能によるモバイル決済と、Xperia 1 IIのバッテリーが少なくなってきたときの予備といった感じ。それでも2年前まではAndroidではなく、iPhone XSをメインにしていたんですが、コロナ禍でマスクを付けることが多くなり、Face IDではロック解除できないのが不便というか困ったポイントに。

 特にiDでの支払いや、Suicaでグリーン券を買うときのアプリログインなどで、その都度マスクを降ろして認証するのが億劫。もしiPhone 13シリーズがTouch IDを搭載してくれれば、困ってることが解決したのですが。

 それと充電端子もLightningなのが不便。すでに身の回りのデバイスはほとんどがUSB Type-Cでの充電になっており、現状LightningなのはiPhone XSのみ。もしiPhone 13シリーズがType-Cなら、iPhoneの充電のためだけにLightningケーブルを持ち歩く必要がなくなるので、やはり困ったことが解決するのですが、それもかなわずです。

 動画撮影用のカメラと考えて買うのはアリかなとは思うんですが、スマートフォンとして買うとなると悩む。買い替えても同じ困ったことで悩むのかなぁと。もう一押し購入へのポイントが欲しかったなというところです。

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筆者紹介:中山 智

 海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けている。

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