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ソニー「wena 3」とシチズン「Riiiver」がついに融合!アプリ新機能を徹底チェック

2021年09月17日 09時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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wena 3はSuicaによる電子決算・交通ICカード機能に対応する

Suicaの残高をアラートしてくれるiiideaが便利

 ウォッチのボタン押しやホームアイコンのタップ操作以外にも、wena 3の電子決済と自動的に連動するiiideaがある。Suica、楽天Edyの電子マネーの残高が設定した金額を下回った場合にこれをトリガーとして、スマホに通知を送るiiideaだ。ボーダーラインとして設定する残高の金額と、通知に表示したいテキストはwena 3アプリから決める。Suicaの残額が1000円を切るとiiideaがこれをすぐに知らせてくれた。

 いざ改札を通ったり、電子決済による支払いをしようとした時にもたつくことがないよう、未然に対策が講じられるようになる便利なiiideaだ。

Suicaの残高が指定の額を下回ると、wena 3をペアリングしたスマホに通知が送られる

 今回は本番のソフトウェアアップデートが実施される前にテストをしたため、iiideaの作成機能を試すことができなかった。iiideaを構成するピースを組み直すと、例えばSuicaの残高をスマホに送り出す代わりにwena 3のディスプレーに表示するように設定をカスタマイズすることもできるようだ。正式なアップデートが完了した後にまたぜひ試してみたい。

 これからRiiiverとwena 3、それぞれに対応するスマート家電やサービスが追加されるほどに「CITIZEN COLLECTION wena 3 搭載モデル」はIoTライフスタイルの中核を担う一段とその魅力が研ぎ澄まされていく。ガジェットファンのみならず、誰もが便利に使えるスマートウォッチの進化から今後も目が離せない。

 

筆者紹介――山本 敦
 オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。取材対象はITからオーディオ・ビジュアルまで、スマート・エレクトロニクスに精通する。ヘッドホン、イヤホンは毎年300機を超える新製品を体験する。国内外のスタートアップによる製品、サービスの取材、インタビューなども数多く手がける。

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