「DX Suite」に賃貸借契約書の非定型帳票モデルを追加搭載、AI-OCRで高精度にデータ化し不動産業界のDXに貢献
AI inside 株式会社(AI inside Inc.)
AIプラットフォームを提供するAI inside 株式会社(代表取締役社長CEO:渡久地 択、本社:東京都渋谷区、以下「AI inside」)は、「DX Suite」のAI-OCR機能を拡充し、読取可能な帳票として新たに非定型帳票モデル「賃貸借契約書」に対応しましたことをお知らせします。 オンライン化が加速している不動産業界において、未だ紙媒体が多く残る賃貸借契約書情報のデジタル化を推進し、不動産業界のDX・ビジネス変革に貢献してまいります。
背景
不動産業界では、コロナ禍であった2020年度でも首都圏だけで11万件以上の賃貸物件の取引が行われています。(*1) 従来はこれらの契約の際、対面での書面交付が義務付けられておりましたが、2021年5月に成立したデジタル改革関連法により、契約書の完全電子化に向けて進むなど、不動産業界内でのオンライン化が加速しています。一方で、物件契約の際に必ず発生する賃貸借契約書は、未だ紙で保管・管理されており、契約情報をデータ化するために手入力するなどの作業が発生しています。
この度、非定型帳票モデル「賃貸借契約書」の追加搭載により、AI-OCRで契約書情報を迅速かつ高精度にデータ化することが可能となり、データ入力の自動化を図ることができます。
また今後、不動産業界の電子化が進むことで、デジタルで交わされた契約と紙書類で交わされた契約の2通りの業務が発生することが想定されます。この2通りの処理を1つのワークフローで管理する「Digital Input」をAI inside が提供し、入力媒体に左右されないシームレスな業務フローの実現を目指します。
(*1)「首都圏賃貸居住用物件の取引動向」(出典:公益財団法人東日本不動産流通機構)
賃貸借契約書デジタル化の具体例
不動産売買仲介業におけるレントロール(不動産賃貸借条件の一覧表)を作成する際、一般的には契約書を目視して手入力で作成します。特に、集合住宅など戸数が多い物件を取り扱う場合には、戸数に比例し入力量も多くなり煩雑な作業となっていました。AI-OCR「DX Suite」では賃貸借契約書を読み取りRPAと連携させることで、レントロールも迅速に自動作成することができます。
今後の機能拡充
「DX Suite」は、精度向上とともに対応帳票を継続して追加し、現時点で8種類の非定型帳票に対応しています。今後は、ユーザ自身が帳票上で抽出したいキー・バリューを設定できる項目抽出や、文書や画像に記載されている文字を全てテキストデータに変換する全文読取の搭載も予定しており、さらなる機能拡充によってドキュメント・インテリジェンス(文書管理の最適化)を実現します。
対応非定型帳票:全8種(2021年7月時点)
請求書、領収書、レシート、注文書、給与支払報告書(令和2年度・令和3年度)、住民票
自動車税納付書、賃貸借契約書
■ 不動産業界向けウェビナー概要
紙の入力業務を効率化!AI-OCRでDXを推進 ー 不動産業界の事例をもとに活用方法をお伝えします ー
開催日時:8月31日(火) 14:00~14:40
開催形式:Zoomウェビナー
参加費:無料
申込URL:https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_G-FaXPDcT5OlU4J-OufGKg
■ 「DX Suite」について(https://dx-suite.com/)
「DX Suite」は、AI inside 独自開発の“文字認識AI”を搭載したAI-OCR「Intelligent OCR」と大量帳票を同一フォーマットごとに仕分ける「Elastic Sorter」の機能を搭載したあらゆる帳票をデジタルデータ化するアプリケーションです。「Intelligent OCR」は、従来のOCRでは読み取りが困難とされた手書き文字も高精度に読み取り、日本語・英語・繁体字・タイ語・ベトナム語に対応しています。また、ユーザが自身の情報をコントロールできるプライバシーコントロール機能も備えており、AIによる学習可否を選択することができます。これまで人が手で入力を行っていたデータ化業務を自動化し、あらゆる企業のDX化や生産性向上に貢献しています。
■ AI inside 株式会社について(https://inside.ai)
AI inside は「世の中の人・物にAIを届け、豊かな未来社会に貢献する」というミッションのもと、AIが隅々まで拡がった社会の実現を目指します。AI inside は、「DX Suite」をはじめとしたAIやアプリを利用できる「Workflows」、ノーコードで誰でも高精度なAIを作成できる「Learning Center」、あらゆるAIを動かす「AI inside Cube」などのサービスにより、誰もが手軽にAIを活用できるプラットフォームを提供しています。
社名:AI inside 株式会社(https://inside.ai)
所在地:東京都渋谷区渋谷3-8-12 渋谷第一生命ビルディング4階
代表取締役社長CEO:渡久地 択
設立:2015年8月
事業内容:人工知能および関連する情報サービスの開発・提供
※文中の製品またはサービスなどの名称は、AI inside 株式会社の商標または登録商標です。