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ATBeX関連の基礎解説やメガクラウド接続の技術情報、ネットワーク構成/見積もりツールまで

アット東京、「ATBeX」活用のための情報ポータルを開設

2021年07月28日 14時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 アット東京は2021年7月28日、ネットワークプラットフォームサービス「ATBeX(アットベックス)」についてのコンテンツを中心とするポータルサイト「ATBeXポータル」を公開した。メガクラウドへの接続などネットワーク相互接続関連の解説記事や技術情報をはじめ、ATBeXとの接続により利用可能になるパートナーサービスの紹介、「クラウド接続構成シミュレーション」などのコンテンツを提供する。

「ATBeXポータル」のトップ画面(https://atbex.attokyo.co.jp)

 ATBeX(AT TOKYO Business eXchange)は、アット東京データセンター内の1つの接続回線(物理接続)を介して、複数のメガクラウド、IX(インターネットエクスチェンジ)サービス、通信サービス、地方データセンターなどへの柔軟なレイヤー2接続(論理接続)を可能にするネットワークプラットフォームサービス。近年、アット東京は主要なメガクラウドやIXの接続拠点(POP)を収容する「ネットワーク集約拠点」としての事業アプローチを強化しており、その中核をなすサービスである。昨年には、大阪データセンターにおいてもATBeXの提供を開始したほか、SDN技術を用いて論理接続変更をセルフサービス化/自動化する「ATBeXオーケストレーターシステム」も導入した。

ATBeXのサービス概要(同社Webサイトより)。東京/大阪のアット東京データセンターをネットワーク集約拠点として、メガクラウド、IX、地方データセンターなどとのレイヤー2接続を可能にする

 今回開設したATBeXポータルでは、ATBeXやクラウド接続、ネットワーク構築に関する基本的な解説記事や技術情報、FAQといったコンテンツを提供する。これによりATBeXのサービス認知度を高めるとともに、クラウド接続などの情報収集にあたるユーザーにも有益な情報を提供していく。

 またATBeXの活用を検討する企業向けに、ATBeXの“エコシステム”を構成するクラウドパートナー、相互接続パートナー(IX、ISP、データセンターなど)、構築パートナー(SIベンダー、CIベンダーなど)のサービス紹介コンテンツも提供する。

 加えて、接続先クラウドや必要な帯域幅などを選択するだけで接続構成や見積もり依頼ができるクラウド接続構成シミュレーションも提供する。これは、ATBeXへの物理接続帯域幅、接続先のメガクラウドやそれぞれの論理帯域幅、冗長化の有無などを選択していくことで、推奨するネットワーク構成を提案するもの。そのままアット東京への見積もり依頼もできる。

ATBeXポータルで提供される「クラウド接続構成シミュレーション」の画面

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