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T教授の「戦略的衝動買い」 第643回

Leicaロゴのレンズキャップに惹かれてLeitz Phone 1を衝動買い

2021年07月29日 12時00分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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 自宅に戻る途中で、良い角度に止まっている自転車を見つけ、比較写真撮影のために持ち歩いていたLeica M(Type240)+SUMMILUX-M(50mm)とLeitz Phone 1の両者で、自転車の後輪、サドル、ハンドルにフォーカスして各機種3枚ずつ撮影してみた。両者の価格差なんと150万円 VS 16万円、重量差なんと約1.2kg VS 250g。

Leica M Type240+SUMMILUX-M 50mmを使って自転車の後輪付近・サドル・ハンドルにフォーカスして撮影してみた(オリジナルサイズ画像)

Leica M Type240+SUMMILUX-M 50mm(オリジナルサイズ画像)

Leica M Type240+SUMMILUX-M 50mm(オリジナルサイズ画像)

Leitz Phone 1を使って自転車の後輪付近・サドル・ハンドルにフォーカスして撮影してみた(オリジナルサイズ画像)

Leitz Phone 1(オリジナルサイズ画像)

Leitz Phone 1(オリジナルサイズ画像)

 極めてミーハーな言い方だが、Leitz Phone 1はLeica M Type240+SUMMILUX-M 50mmほど被写界深度が浅くはなく、ピンポイントでその段階を細かく選ぶことは無理だが、撮影結果は明らかにライカしてる。図に乗ってすぐそばに駐輪していたバイクにフォーカスしてまた両機種で撮影してみた。

路地とバイクの雰囲気をLeica M Type240+SUMMILUX-M 50mmとLeitz Phone 1の2台で撮影して比べてみた(オリジナルサイズ画像)

 バイク横の壁や下のグリーン系の色に対する感度は多少違うように感じるが、これも並べて比べてみないとまず分からない。バイクの前後の路面のボケ具合もなかなかだ。ここでもやっぱりLeitz Phone 1は頑張ってなかなかライカしてる印象だった。

 カメラのことは分かっていないくせに、気になることがあると変にしつこい筆者はLeica-MとLeitz Phone 1の背景ボケで別の日にまったく別の被写体をもう一度撮影してみた。撮影したのは街ではよく見かけるバスの停車場の案内看板だ。

 最初の2枚は、デジカメのLeica-MでもLeitz Phone 1でも、ボケの程度差こそあれ、案内看板のパイプフレームの隙間から見える遠景も比較的きれいにぼけている。

バス停の看板をLeica M Type240+SUMMILUX-M 50mmとLeitz Phone 1の2台で撮影してみた。看板の隙間から見える遠景は程度の差はあってもどちらもきれいにボケている(オリジナルサイズ画像)

 しかし少し遠ざかって同じく両者で撮影してみると、ソフトでボケを演出しているLeitz Phone 1では先ほどのように上手くぼかすことができずにくっきりと撮影されてしまっているのが分かる。これは筆者のHuawei Mate20 Proでも同様だ。素人の筆者にはアイデアは浮かばないが、今後のスマホカメラのひとつの目標かもしれない。

少し被写体と距離をとって、同じバス停の看板をLeica M Type240+SUMMILUX-M 50mmとLeitz Phone 1の2台で撮影してみると、隙間から見える遠景に変化が……。面積によってアプリがぼかし処理を見逃すのかもしれない

Leica M Type240+SUMMILUX-M 50mm(オリジナルサイズ画像)

Leitz Phone 1(オリジナルサイズ画像)

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