• Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

イベントレポート

注目の特集

アクセスランキング

週刊アスキー最新号

  • 週刊アスキー特別編集 週アス2024May

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

MITテクノロジーレビュー

PS5ならではのアクション体験!

モフモフ感と爽快感がたまらない!『ラチェット&クランク パラレル・トラブル』で次元を超えて冒険しよう

2021年07月28日 15時00分更新

文● ASCII

 銀河世界のヒーローでロンバックス族の少年「ラチェット」と、相棒の小型ロボット「クランク」の活躍を描く3Dアクションゲーム『ラチェット&クランク』。その最新作が、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下、SIE)からこの6月に発売された。

 このシリーズは、爽快なアクション、武器であるガラメカの強化、そのガラメカをはじめとしたコレクション要素の豊富さなど、たっぷり遊び込める内容で、長期休暇を利用して遊ぶのにピッタリ! さらに、PlayStation5(PS5)専用タイトルなので、PS5ならではのゲーム体験をたっぷり味わうことができる!! ということで、この夏ぜひプレイしてほしい本作の魅力を紹介しよう。

遊びやすい王道の3Dアクション

 本作は、キャラクターの姿が見えるタイプの3Dアクションゲーム。オムレンチでの近接攻撃、武器のガラメカによる遠距離攻撃、ジャンプ、ダッシュなど、多彩なアクションを使って、敵と戦ったり、ステージギミックを解いたりしていく。

ラチェットの基本となる攻撃がオムレンチでの打撃。ジャンプとの組みあわせで振り下ろしもできる。また、敵をターゲットすれば投げて攻撃することも可能だ

本作から追加されたファントムダッシュ。ジャンプと併用すれば、ちょっと離れた崖などの隙間を飛び越えて移動できる。ダッシュ中は無敵なので、回避行動としても利用可能

要所要所で、ボス戦が発生。敵の動きをよく見て、攻撃を加えていこう

 本作では、主人公のラチェットのほかに新キャラクターとしてロンバックス族のリベットが登場。この2人のパートを交互に繰り返してゲームは進んでいく。操作は共通で、手に入れた武器も共有されるので、キャラクターが変わったからといって迷うことなくプレイできる。

異なる次元にいるロンバックス族のリベットが本作では登場! PS5の性能のおかげか、ラチェットとの毛並みの違いも再現されている気がします。彼女は表情豊かで、非常に可愛い!

 冒険の舞台は、ストーリーの流れで訪れることになるさまざまな惑星。1つの惑星でメインの目的を達成すれば次の惑星へ行くことができ、クリアした惑星に再度訪れることも可能だ。

 惑星は機械文明が発達した場所から恐竜の生息する原始的な場所まで、バリエーション豊か。しかも、それぞれに独自のギミックが用意されており、テーマパークのアトラクションを楽しむような気分で遊べる。

 大都市にあるクラブに近づくと店から聴こえるビートが振動としてどんどん強くなっていったり、水の上を乗り物に乗って進むときはその微細な振動を感じることができるなど、DualSenseのハプスティックフィードバックでよりリアルに世界を感じられるのもポイントだ。

レールの上を進む、シリーズではお馴染みのステージギミック。ジェットコースターに乗っているような気分で楽しめて、個人的に好きな仕掛けの1つ

惑星によっては、恐竜に乗って空を飛ぶことも可能。惑星ごとに凝った仕掛けが用意されているので、その部分も楽しめる

 ストーリー中では、ネットワークの世界に入ってウィルスを退治したり、スフィアをはめてクランク(orキット)の分身を出口へ導く次元の異常を修復したりと、ラチェットとリベット以外を操作するシチュエーションもアリ!

グリッチというドロイドを操作。壁に張り付いて移動すると、ステージもそれにあわせてぐるっと回転するなど、初代PlayStationでSIEが出したタチコマで戦う『攻殻機動隊』のゲームを彷彿とさせるアクションが楽しめる。ちなみに、グリッチも可愛い

次元の異常では、重力、浮力、スピードなど、それぞれ能力を持つスフィアを床の装置に設置して、分身の行動をサポート。完全なパズルステージとなる

 本作の最大の特徴は、次元の裂け目を使った移動! 次元の裂け目は、移動ルート上のギミックとしてあることもあれば、サブルート(次元のポケット)の入り口として用意されていたりもする。また、ボス戦のフィールドに配置されていることもあり、こういったものは敵の攻撃の回避手段として利用可能。うまく使いこなしていこう。

次元の裂け目に表示されるボタンを押す!

するとキャラクターが次元の裂け目に吸い寄せられ……

裂け目のある地点にワープ! 戦闘中でもこの仕掛けは使え、遠くの敵に瞬時に近づいたり、逆に裂け目を使って距離を取ったりできる。もちろん、こういった次元移動などで読み込みが入ることがないので、スピーディにゲームは展開し、ゲームへの没入感もアップ

「次元のポケット」は、ジャンプをはじめとした各種アクションを駆使して進んでいくアスレチックようなルート。ここをクリアすると、ラチェットたちが着用できるアーマーが手に入る

攻撃やアクションを拡張するガラメカ

 シリーズの個性とも言えるのが、ガラメカの存在。ガラメカには武器とアクションを拡張するものの2種類があり、武器はショップで購入、アクションはストーリーの流れで手に入れることができる。

 武器ガラメカはストーリーの進行に従い購入できるものが増えていく。購入時にはどんな武器なのか映像で確認できて非常に親切。また、武器での攻撃はR2ボタンで行なうのだが、武器によっては半押しでタメ、全押しで発射といったように違いが存在する。武器を使用した時の反動も異なるので、こういった感覚的な部分でゲームを楽しめるのも、PS5ならではといったところ。

 なお、武器はラリタニウムという鉱石を使うことで強化が可能。また、使い続けることでレベルアップする。それにともない、強化できる項目が拡張されていくので、お気に入りの武器を使い続ければ、それだけ強くできる!

武器ガラメカの数は20種類。△ボタン長押しで選択画面を表示できるが、武器が多くなると武器選択のパレットが複数になる。よく使うものはショートカットに登録するのがオススメだ。なお、ラリタニウムは各惑星のフィールドや「次元のポケット」、特定の敵を倒すことでゲットできる

 アクションのガラメカは、今回は新規を追加というよりは、これまでシリーズに出てきたガラメカの機能が拡張された印象。初めて本シリーズに触れる人はどういったものがあるのかわかりにくいと思うので、タッチバッドを押して確認できるガラメカの項目でどんなことができるのか確認するといいだろう。

 個人的なお気に入りは、本作から追加されたホバーブーツ。フィールドを素早く駆け抜けられるうえ、ジャンプ台と組みあわせると崖もひとっ飛び。爽快の一言だ。

ホバーブーツを手に入れると、R1ボタン長押しでホバリング状態に。そしてL2ボタンを連打すると加速をし、しばらくすると空中ダッシュ状態になる。これが気持ちいい!

やり込み要素も多数用意

 本作には武器ガラメカの購入&強化、ラチェットたちが装備できるアーマー、ゴールデンボルト、スパイボットの入手と、やり込める要素も用意されている。また、各惑星にサイドミッション的な追加目的があり、これらもやり込み要素の1つと言えるだろう。ただゲームクリアするだけでなく、遊び込みたいという人にもバッチリな内容になっている。

 とはいえ、アーマーや武器ガラメカの収集、追加目的の達成などは普通にプレイするだけでもクリアできるレベルなので、そこまで気負わずに挑戦できるのも良い塩梅だ。

アーマーは特定の敵からのダメージを減らすことができるなど、攻略に役立つ効果を持つ。全部を集めるようにしておきたい

PS5を持っているならプレイしておきたい1本

 本作は、グラフィックの進化はもちろん、武器ガラメカごとでDualSenseの反応が違っていたり、Tempest 3Dオーディオに対応していたりと、PS5ならではのゲーム体験を味わえる。

 中でもスゴイのが、超高速SSDによる読み込み速度の向上。惑星間の移動はもちろん、次元のポケットへの突入、ウィルス駆除や次元の異常のコースへの移行など、場面が大きく変わるところも読み込みを感じることなくスムーズに展開していく。このおかげで、集中力が途切れることなくゲームに熱中できた。

 なお、ストーリーはシリーズの続きとなっているけれども、本作だけ遊んでもキャラクターの関係は知ることが可能。そのストーリーも冒険活劇の王道といった展開の中で友情だったり、新たな出会いが描かれ、クスっとできたり、ちょっと感動できたりと非常に楽しめた。難易度選択もできるので、アクションは苦手だけれどもストーリーを楽しみたいという人にも安心してオススメできる。

 本作は上記のようにPS5の性能を体感できる模範的なソフトになっているので、アクションゲームファンはもちろん、PS5を持っているユーザーは、ぜひともプレイしてみて欲しい。

グラフィックではラチェットの毛並みが良くなったのが個人的に大ヒット。モフモフは正義

【ゲーム情報】

タイトル:ラチェット&クランク パラレル・トラブル
ジャンル:アクション
販売:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
プラットフォーム:PlayStation 5
発売日:発売中(2021年6月11日)
価格
 スタンダードエディション:8690円(パッケージ版/ダウンロード版)
 デジタルデラックスエディション:9790円(ダウンロード版のみ)
CERO:B(12歳以上対象)

   
この記事をシェアしよう

ASCII.jpの最新情報を購読しよう