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鉄板&今が旬なパーツを性能検証!! 第37回

【鉄板&旬パーツ】価格以上の性能を発揮するARCTIC製静圧重視ファンに注目

2021年07月27日 13時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

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 PCパーツショップを巡っていると、いろいろ聞こえてくるスタッフの推しパーツ。当然、暑いこの季節は、冷却系パーツが増えるわけだが、なかでも推しが強かったのが「1000円台の価格の割に高風量、高静圧でおすすめ」というARCTIC製静圧重視向けファンの「P」シリーズだ。

ARCTIC「P」シリーズの120mm径、140mm径ファン

 Pシリーズは「鉄板&今が旬なパーツを性能検証!! 第34回」で紹介したARCTIC製オールインワン水冷ユニット「Liquid Freezer II」に採用されているファンで、120mm径で1200円前後、140mm径で1400円前後と安価なのと、「Liquid Freezer II」での高評価で発売当初は売り切れるショップが目立っていた。

 水冷ラジエーターだけでなく、PCケースの吸排気のバランスを整え、各種パーツの冷却効果を高めるのにもおすすめの静圧重視ファンPシリーズの120mm径「P120 PWM」と「P140 PWM」を試してみることにした。

 現状国内では、2種類のPシリーズがある。1つ目はオリオスペックで扱っている「P1x0 PWM PST」シリーズで、ケーブルがデイジーチェーン仕様になっている。その分、やや価格は高めで、120mm径「P120 PWM PST」で1650円、140mm径「P140 PWM PST」で2380円となる。

 もう一方が、新たにARCTICの国内代理店となったサイズ扱い品で、デイジーチェーンコネクター(PST型番)を備えない「P1x0 PWM」になる。

 回転数の幅や風量、静圧といったスペックはまったく同じで、電源ケーブルにデイジーチェーンコネクターを備えているか、いないかの違いだけだ。複数台のケーブルをキレイにまとめたい時は「PST」がおすすめだ。ただ、コスト的にはデイジーチェーンではなく、2または3分岐4ピンケーブルや、延長4ピンケーブルを環境に合わせて購入したほうが良いかもしれない。

サイズが扱い始めたことで、販売ショップが大幅に増加したARCTIC製品。イチオシオールインワン水冷ユニット「Liquid Freezer II」も購入しやすくなっている

鉄板のサーマルグリス「MX-4」はもちろん、より塗布しやすくなった最新の「MX-5」の入手性も向上している

Pシリーズの電源ケーブルはフラットタイプを採用。キレイにまとめられる

PSTモデルは、デイジーチェーンコネクターが備わっている。120mm径では、ケーブルをフレームに沿わせると、ちょうどいい位置にコネクターが来る

120mm&140mm径の「P1x0 PWM」を買ってみた

 旬なARCTIC製PCケースファンの「P120 PWM」と「P140 PWM」を購入して、騒音値や冷却性能を実際に試してみたのでレビューしていこう。

 スペックは120mm径となる「P120 PWM」と「P120 PWM PST」が回転数200~1800rpm、風量56.3CFM(95.65m3/h)、静圧2.2mmH2O。140mm径となる「P140 PWM」と「P140 PWM PST」は回転数200~1700rpm、風量72.8CFM(123.76m3/h)、静圧2.4mmH2Oになる。軸受と騒音値は共通で、軸受は流体軸受、騒音値は0.3sone(22.5~24.5dB)になっている。

 ファンブレードの形状や枚数などは両サイズに違いはなく、140mm径は120mm径をそのまま大きくした感じだ。価格は1000円台だが、フレームの剛性は高い。

「P120 PWM」。外側太めのファンブレードを5枚装備する。ARCTICロゴはシールなので価格相応だ

140mm径の「P140 PWM」。サイズこそ違うが、フレームやファンブレードの形状は120mm径と同じ

オプションで防振ゴムが用意されているわけではないが、フレーム四隅は凹加工されている

Pシリーズスペック表
製品名 P12 PWM(P12 PWM PST) P14 PWM(P14 PWM PST)
サイズ 120×120×25mm 140×140×25mm
軸受 流体軸受 流体軸受
回転数 200~1800rpm 200~1700rpm
風量 56.3CFM/95.65m3/h 72.8CFM/123.76m3/h
静圧 2.2mmH2O 2.40mmH2O
騒音値 0.3sone 0.3sone
実売価格 1200円前後(1650円前後) 1400円前後(2380円前後)

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