現行ノートPCとしてはトップクラスの性能を薄型・軽量ボディに搭載

i9-11900HとRTX 3080、さらに4K液晶パネルなのに熱処理万全で薄いという最強ゲーミングノートPC「GS66 Stealth 11U」登場

文●石川ひさよし 編集●ASCII

提供: エムエスアイコンピュータージャパン

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「最新世代ハイエンド」のCPU、GPU、M.2による高い生産性

 内部ハードウェアについては先に触れたとおり、Intel第11世代CoreとNVIDIA GeForce RTX 30シリーズを採用。GS66-11UH-321JPのCore i9-11900H、GeForce RTX 3080 Laptop GPUといった仕様のほかに、GeForce RTX 3070 Laptop GPU搭載モデルのGS66-11UG-1026JPもある。

 Core i9-11900Hは10nmプロセス製造であるTiger Lake世代の8コア16スレッドCPUだ。Turbo Boost時の最大クロックが4.9GHzと高く、24MBのスマートキャッシュを搭載している。

10nm世代の8コア16スレッドCPUであるCore i9-11900Hを搭載

 GeForce RTX 3080 Laptop GPUはデスクトップ版GeForce RTX 30シリーズと同様にAmpereアーキテクチャを採用しており、CUDAコアが6144基、GDDR6メモリを256bitバス接続で16GB搭載している。ちなみに、エントリーグレードのGeForce RTX 3050 Laptop GPUと比較してCUDAコア数は3倍、メモリバス幅は2倍、メモリ容量は4倍といったあたりで性能をイメージしていただきたい。ゲーミングで言えば、決して軽量タイトルのためのものではなく重量級タイトルを楽しむためのものだ。

モバイル向けで最上位グレードのGeForce RTX 3080 Laptop GPUを搭載

 クリエイター視点では、OpenGL 4.6対応やNVIDIAエンコーダーが第7世代(最新)であるところ、VR Readyであるところに注目したい。3DCG、映像編集、VRといった各種用途で活用できる。

 メモリはSO-DIMMスロット2基を内蔵しており、GS66-11UH-321JPでは32GB搭載、最大64GBまで拡張可能とされる。動作モードはDDR4-3200だ。上位モデルということもあり最初から大容量であるところはポイントだろう。

GS66-11UH-321JPは標準で32GBメモリを搭載

 ストレージはM.2 NVMe SSDで容量1TBだ。M.2で現在最新のPCI Express 4.0 x4接続のものを採用しており、評価機ではシーケンシャルリードが5GB/s近く出ていた。また、内部にはもうひとつM.2スロットが用意されている。先のメモリと合わせて拡張性が高く、作業に応じて必要な容量にアップグレードできるところもクリエイティブ用途向きと言えるだろう。

CrystalDiskInfo、PCI Express 4.0 x4接続だ

CrystalDiskMark、シーケンシャルリードが約5GB/s出ている

最新ハイエンドCPU&ハイエンドGPUのパフォーマンス

 GS66-11UH-321JPモデルの性能をベンチマークで見てみよう。まずはクリエイティブ用途を想定したレンダリング、トランスコード、VRなどの検証だ。

 CINEBENCH R23ではCPU(Multi Core)が10635、CPU(Single Core)が1428。以前、計測したGS66 Stealth 10U(Core i9-10980HK、GeForce RTX 3080 Laptop GPU)では9195、1264といったスコアだったのでどちらも向上していることが分かる。3Dレンダリングのベンチマークだが、写真補正の用途でも効率化が期待できる。

CINEBENCH R23のスコア

 同様に3Dレンダリング系のテストでは、V-ray 5 BenchmarkのCPUが8092、GPU CUDAが803、GPU RTXが1276、Blender Benchmarkは以下のスクリーンショットのとおりである。

V-ray 5 Benchmark、CPUのスコア

V-ray 5 Benchmark、GPU CUDAのスコア

V-ray 5 Benchmark、GPU RTのスコア

Blender Benchmark、CPUのスコア

Blender Benchmark、GPU OptiXのスコア

 トランスコードはHandBrakeとDaVinci Resolve 17で行なった。HandBrakeはソフトウェア処理(CPU)とCPUとGPUそれぞれに内蔵されているハードウェアトランスコーダー(Quick Sync VideoおよびNVENC)で計測している。38074フレームのソース映像に対し処理に要した時間(秒)で割ることでフレームレート(1秒間のフレーム処理数)を求めた。

HandBrakeとDaVinci Resolve 17で計測

 VRMarkはOrange Roomが10994、Cyan Roomが2752、Blue Roomが2903だった。

VRMark、Orange Roomのスコア

VRMark、Cyan Roomのスコア

VRMark、Blue Roomのスコア

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