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GeForce RTX 3050 Laptop GPU搭載でアクティブスタイラスペンも付属

16インチ液タブとしての運用も可能なハイスペックビジネス2in1ノート「Summit E16 Flip A11U」レビュー

文●周防克弥 編集●ASCII

提供: エムエスアイコンピュータージャパン

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 MSIからビジネス向けの16型ノートパソコン「Summit E16 Flip A11U」が登場した。液晶を360度回転させてタブレット形状での利用が可能な2in1スタイルを採用、タッチ操作はもちろん付属する「MSI Pen」を利用することで液晶ペンタブレットとして利用することが可能でクリエイターにもオススメだ。

Summit E16 Flip A11Uの主な仕様
モデル Summit-E16Flip-A11UCT-609JP Summit-E16Flip-A11UCT-203JP Summit-E16Flip-A11UCT-809JP Summit-E16Flip-A11UCT-202JP
ディスプレイ 16インチ、WQXGA(2560×1600ドット)、グレア、リフレッシュレート120Hz、DCI-P3相当、タッチ機能対応
CPU Core i7-1195G7(4コア8スレッド)
GPU GeForce RTX 3050 Laptop GPU 4GB GDDR6
メモリ 32GB LPDDR4X 16GB LPDDR4X 32GB LPDDR4X 16GB LPDDR4X
SSD 1TB(M.2 NVMe) 512GB(M.2 NVMe)
LAN IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.2
Webカメラ 92万画素(顔認証機能対応、マイク内蔵)
インターフェース Thunderbolt Type-C ×2、USB 3.2 Gen2 Type-A ×2、HDMI、ヘッドホン出力(Hi-Res対応/マイク入力 コンボジャック ×1、microSDカードリーダー(microSDXC対応)
セキュリティー機能 顔認証カメラ、指紋認証リーダー、TPM2.0(Windows 10 Proのみ使用可能)
サイズ 358.2(W)× 258.5(D)×16.9(H)mm
重量 2.1Kg
OS Windows 10 Pro Windows 10 Home Windows 10 Pro Windows 10 Home
実売価格(9月27日現在) 28万円前後 25万円前後 25万5000円前後 22万円前後

高級感漂うデザインかつMIL規格対応の堅牢高耐久ボディー

 CPUには最新の第11世代インテルCoreプロセッサー「Core i7-1195G7」、ディスクリートGPUに「GeForce RTX 3050 Laptop GPU」を採用することでパフォーマンスに期待がもてるノートPCだ。「Summit E16 Flip A11U」はメモリやストレージの搭載量によってバリエーションが複数存在するが、今回はOSにWindows 10 Pro、メモリ 32GB、ストレージに1TB SSDを採用した最上位モデル「Summit-E16Flip-A11UCT-609JP」をお借りできたのでレポートしよう。

 本体は金属製で色は黒く液晶パネル部やトラックパッドのエッジにブロンズライクなゴールドのアクセントが入っていて質感の高い仕上がりになっている。また見た目だけでなくアメリカのMIL規格「MIL-STD-810G」に適合するタフネスさをもっていることにも注目で、高い堅牢性も兼ね備えているため扱う上での安心感は高い。

シンプルなデザインで高級感を感じる。液晶パネルはグレア処理されているが反射は少なめ。

2in1スタイル。タブレットとしての運用も可能だ。高性能なモバイル液タブを探している人は要チェックだ。

天板にはMSIのロゴが入っている。表面はアルマイト処理のような黒一色で高い質感をもっている。

 本体サイズは幅約358.2mm、奥行き約258.5mm、厚み約16.9mmで重量は約2.1Kgとなっている。2in1スタイルでありながらも厚み16.9mmで、なおかつディスクリートGPUを内蔵していることを考慮するとかなり薄く軽いため、日常的な持ち運びにも苦労は少ないだろう。

 大きさ的には一般的な15.6型液晶を採用するノートとほとんど同じで、これは液晶のアスペクト比が関係している。「Summit E16 Flip A11U」の画面比率は、多く採用されている16:9よりも縦方向に長い16:10を採用しているためだ。縦方向がFHD(16:9)よりも長いため幅はほぼ15型ノートと同じまま16型サイズの液晶になっている。その分、一般的な16:9比率の液晶を採用する15型ノートよりも奥行きが若干長いが、多くの15型液晶ノートが液晶下部のベゼルに大きくスペースを開けていることが多いのに対して、「Summit E16 Flip A11U」では画面の4辺全てで狭額デザインになっているため、液晶下部のスペースも狭く一般的な15型ノートとさほど変わらないサイズに実装できている。

狭額デザインで本体サイズの小型化にも貢献している。

 アスペクト比が16:10の場合、フルHDの16:9よりも縦方向に余裕があるため、表示領域が広くなり作業性が高くなっていることも注目のポイントだ。特にツールパレットの多いオフィス系やクリエイティブ系のソフトでは、パレットの表示領域も広くなっているのでかなり使いやすく感じるだろう。16:10のアスペクト比は35mm判カメラ、いわゆるライカ判のアスペクト比である3:2に近いため、カメラ好きなら見慣れたアスペクト比だ。

 16:10のアスペクト比を採用する「Summit E16 Flip A11U」の液晶はWQXGA(2560x1600ピクセル)解像度で、フルHD(1920x1080ピクセル)よりもきめ細かく精細な表示が可能だ。さらにDCI-P3相当の高色域をもっているため、コンテンツ制作においても十分に対応できる性能を備えている。また、120Hz駆動なのでゲームを楽しみたい人にも気になるスペックだ。表面がグレア処理されているので明るい屋外では反射が気になることもあるが、反射そのものは平均よりも少なめに感じた。その代わりといってはなんだが黒が良く締まって液晶の見栄えはかなりよい。

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