マップボックス・ジャパンとゼンリンがパートナーシップを締結、サービス連携へ
DX時代の地図サービスを共同で開発へ
マップボックス・ジャパンとゼンリンは7月14日、両社によるソリューションの共同開発を目指し、パートナーシップを締結したと発表した。
マップボックス・ジャパンは、2020年3月に米Mapboxとソフトバンクの合弁会社として設立。Mapboxサービスは、2019年から日本においてゼンリンの正確で網羅性の高い地図データを採用し、カスタマイズ性の高い地図情報サービスの開発プラットフォームを提供してきた。
現在、企業がデジタル地図を活用するに当たって、様々なカスタマイズやデータ活用を行なうニーズが高まっているという。このような背景の下、より多くの利用者のニーズに応えるソリューションを提供するため、両社で協業を進めることに合意した。
今後は両社のサービスを組み合わせたソリューションを共同で開発する。具体的には、マップボックス・ジャパンは、ゼンリンとの協力関係を通じて、Mapboxのサービス品質を向上し、日本市場にローカライズした新たなサービスを開発する。ゼンリンは、両社サービスを連携し、顧客のニーズに応じたソリューションの開発と販売を目指す。
第1弾の連携サービスとして、Mapboxサービスを利用した小学生向け地図プログラミング教材「まなっぷ」がゼンリンからリリースされている。今後、地図情報サービスと可視化ソリューションを活用して、様々な分野で両社サービスの連携・拡大を進めていく予定。
両社は、これらの新しいソリューションを、新規および既存顧客や、ヤフーやPayPayをはじめとするソフトバンクグループに提供し、さらなる採用実績を積むことで、多種多様な業界におけるDXの加速に貢献するとしている。