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銀河を舞台にしたRPG3部作が1本に! 『Mass Effect Legendary Edition』はすべてのSFファン、RPGファンに捧ぐ珠玉のタイトルだ

2021年07月09日 16時00分更新

文● 齋藤直樹 編集●イチえもん/ASCII

銀河をまたにかけた探索パートはクエスト制RPGそのもの

新造艦「ノルマンディー号」に乗ってプレイヤーは銀河中を探索する

 プレイヤーは地球軍の最新鋭宇宙船「ノルマンディー号」に乗って、地球を含む銀河をかなり自由に探索できる。銀河にはいくつもの星団が散らばっていて、星団と星団の間は「マスリレー」という古代文明が残した巨大な移動装置のネットワークで繋がっている。

銀河には「マスリレー」のネットワークによって繋がった星団が散らばっている

 星団には複数の星系が含まれ、それぞれの星系にはさまざまな天体や特異点がある。

星団は複数の星系からなり、各星系には主星の回りを公転する惑星やその衛星、小惑星などがある

 星系内の惑星や衛星に着陸したり、宇宙ステーションにドッキングするとアクションパートに移行。マップ内には敵が現れ、戦闘を繰り返しながら先へ進み、ミッションの目標を達成する。

惑星やステーションで敵を倒し目的を達成する

 メインストーリーを進めるミッションのほかに、「アサインメント」というサイドミッションがあり、マップ内に隠された数多くのアイテム拾得やNPCとの会話、船に戻ったときの通信などで新しいミッションが発生する。こうしたミッションやアサインメントの目的地は大まかに示されるだけで、どこで何をするのかは自分で星団や星系を探し回ることになる。

 このマップを探索する過程は、次の目的地が大まかに示されていて、フィールドを探索していくRPGの感覚だ。ちょうどファンタジーRPGなら平面に展開する野山が、銀河系を旅する旅程に置き換わったような構成になっている。

初代Mass Effectでは、ビークルで惑星表面を探検するパートも数多く登場する

 ストーリーを進める中で出会うNPCとの会話では、プレイヤーの選択がその後の展開やミッション報酬などにも影響する。シェパード少佐の人となりを表すパラメーターに行動の結果が反映され、慈悲深く英雄らしい行動を取ると「パラゴン」という値が、冷酷で粗暴な行動を取ると「レネゲイド」が上がっていく。その結果、一定の条件を満たすと会話で選べる選択肢が増えたり、数値が高くなってくると戦闘時の能力にボーナスがつくようになる。

 パラゴンとレネゲイドは、それぞれ個別にカウントされるので、両方同時に上げることも可能となっている。会話の結果で選ばれた展開や人間関係などはセーブデータを引き継ぐことで、シリーズを通して最後まで自分のたどった足跡を持ち越すことができる。

パラゴンとレネゲイドの値がたまると、会話や行動の選択肢が増える

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